最上階から諏訪湖方面を眺めます
きらりと光る湖面は鏡のようでした




13:31、塩尻峠の頂上に到着

このあたりには
石碑や史蹟が集中しています

手前にある祠(ほこら)が富士浅間社

下諏訪側の「諏訪領」と
これから下山していく「松本領」の
境がこの祠だったそうです
そして右隣の碑は明治天皇が
明治13年6月24日にここで
野立をなされた記念して建てられたもの
(野立=駕籠(かご)でお休みなさること)

さらに奥にある背の高いのが
「聖駕駐蹕記碑(せいがちゅうひつきひ)」

このあたりは霜がすごく…
ザクザクと音をたてながら進みます

石碑の後ろにあるのが
「塩嶺御野立公園 展望台」
塩嶺(えんれい)は塩尻峠の別名です

この展望台からは
日本で標高一位の富士山、二位の北岳、
三位の奥穂高岳を見られるそうです


まずは一番上まで昇ります
ここから見渡せるのは北アルプス方面

おお、けっこう凄いはずだけど
電線で景観が残念なことになってます


それぞれの山の名前と標高

ここの標高が出ています
1058mとは塔、地面のどちらの標高?

ちなみに私の腕時計の気圧による
推定標高は1110m…50m近い誤差


(´・ω・) …
ネット情報だとこのあたりの
地面標高は1055m程度

おそらく私の腕時計の数値がこのとき
少し大きく出ていたように思います
(展望台が55mあるとも思えないし)


くるり反転

おおおおお

これは素晴らしい
100回の街道歩きで見てきた景色より
101回目のこの眺めは際立ってるかも
(登りたてで気分高揚してるからかも…)

ここからは諏訪湖だけでなく
富士山も眺めることができます
(肉眼だとかろうじて見えました)

私たちは山を越え諏訪湖を過ぎ
ここに至ったのでこの景色に受ける
感慨はひとしおです

ロッキーのように天に両手をあげ
やったぞーーー!…という気分です
(実際、この構図の記念写真を撮りました)


と、喜びはここまで
実はカミサンのスマホに不具合発生

熊対策でK-POPを鳴らしていた
カミサンのスマホが登頂の直前で
鳴らなくなったばかりか
画面が消えてしまい
スイッチのオンオフなどをしても
無反応になってしまったのです

まじか…


句を刻んだ石碑の前に腰掛け
カミサンのスマホの復旧作業…
充電したりオン・オフしてみたり
10分近くやってみたものの
元に戻りません


うーん、カミサンの万歩計記録…
ダメかもしれない…

大帝の 龍駕の峠 さくらうう

さくらうう…って何?
さくららら…って読むの?


それにしてもこの日は盛り沢山…

1.早朝から神社の儀式に参加
2.金欠状態に陥る
3.旅館の女将に交渉&借金
4.人生初のキャッシング
5.浮世絵と同じ構図の景色を堪能
6.雪の峠道
7.イノシシの足跡を発見
8.スマホが故障
9.展望台からの絶景に感動


(;・∀・) … 
色々ありすぎて
感情の整理が追いつかない


14:00、塩尻峠の頂上を発ちます
とりあえず頂上出発時の歩数を記録

さぁ、どんどん行きましょう


こちら側の峠道も
積雪しているところがチラホラ

上条茶屋本陣跡を通過するとき
しくじったことに気づきます
先ほどの頂上のあたりに
トイレがあったのに行き忘れてました


(;¬_¬) … 
スマホ騒動でトイレ休憩を忘れてた
200mくらい戻るかこのまま前進するか

前日入手したウォーキングマップだと
次のトイレまでは4km以上ある
200m往復のロスをとるか
4km先のトイレで良いとするか


私は前進を選んだ

親子地蔵のまえもサクッと通過

おお、前方に山々が見えます
自然というのは本当に美しい


左手に塚が出てきました

東山の一里塚
江戸・日本橋から57番目
私たちのゴール草津が129里目
57 ÷ 129 = 44%
44%までやってきました

東っ子かるた…そんなのがあるんだ



⑥に続きます