松尾橋より進行方向をパチリ




りんご休憩を済ませ、
長久保宿へ向かいます



さぁ、長久保宿へ

長和町の長久保ゾーンに入りました

標高も腕時計のとおり
(気温の値は体温の関係で違います)


自動車だと大きく曲がるところを…

私たちは真っ直ぐ進みます


右手の斜面に立入禁止っぽい措置が…

倒木の危険があるのか

こんなのが落ちてきたら嫌だな

あ…またも道路が陥没してる


(;・∀・) … けっこうヤバくね


空き缶、空きビン捨てるな
一万円はOK


一万円がないかチェックしながら
急カーブを降りていきます


こういう展望の良さ…
それが嬉しいのはどの時代の旅人も
きっと同じだと思います



再びガードレールの隙間から
旧道に入ります

のどかだなぁ

左手には五十鈴川という
小川が流れています


そんな私たちに沿道の菜園(?)を
手入れなさっていた近隣住民らしき
ご夫婦から声がかかります

「中仙道を歩いてるんですよね?」
「この先、道が通れないけど」
「横から降りられますから」


(´・ω・) … ありがとうございます


ここの道かな

ん?

橋の手前の道が完全に陥没してる…
確かにこれは通れません…



(;・∀・) … のどかとは言い切れないね


陥没箇所の少し手前の
ガードレールの隙間からの旧道へ

旧道を下っていきます


神社かな?

このあたりの氏神さま…松尾神社

ひときわ大きな樹木が「椹」
サワラって、魚だけじゃないのか…

こりゃ、何?
なんか神聖な感じもするけど
よくわからないまま手を合わせて
旅の安全を祈りました


ここ松尾神社は
笠取峠からの下山のゴールのような
存在になります

神社の一角には公衆トイレがあり
ありがたく使わせていただきました


ミニ休憩のあと、さらに前進です
このとき12:10でお腹がペコペコ

五十鈴川に架かる松尾橋で前進


もうここは長久保(長窪)の宿場町

マンホールに地名がないのが残念

国道142号から外れているので
古き良き宿場町ムードが残っています

中山道長久保宿…

風情があります

笠取峠から2.3km、松尾神社から330m
一福処は60m先、本陣は130m先


60m歩いたところの一福処


気になるのはこの「顔抜き」

ここは真田丸の主人公、
真田信繁(幸村)と由来の町で
幸村の娘さんがここに嫁いでいました

大河ドラマでいうと
この二人の娘「すへ」さんが
長久保の住民でした

ちなみにドラマや講談などに登場する
幸村の息子、真田大助は
すへさんの異母弟となります


一福処は資料展示されており
「一服」できるのですが
空腹のためサラッとみて出発です


ここが本陣

真田幸村の娘が嫁いだお宅です

高札場も兼ねていたようです



中山道はどんつきを左折…
典型的な大軍行動に不向きな街路です
(幕府がそのようなまちづくりをした)

現代のまちづくりでは
消火栓などの箱をステンレスや
真っ赤な塗装ではなく木製にする
工夫をしていらっしゃいました

長久保宿は感じのよい町並みです




宿場町ゾーンを抜けます

美しい景色です

秋空、山並み、田畑、柿、ススキ…

図画で描きたくなるような風景


国道142号との合流点、
長久保横丁交差点から新型の
街道案内標識が登場です
さぁ、和田宿へ行きましょう

歩いて2分もかからない長久保交差点
右の国道152号をゆけば上田です


ちなみに長和町の住所は
長野県 小県郡 長和町…

小県(ちいさがた)も上田も
真田一族とゆかりの深い土地です
幸村の娘・すえさんは
そんな土地に嫁ぎ、暮らしていました



私たちは上田方面への標識のある
長久保交差点を通過するのでした



⑥に続きます