浅間山




中仙道を京都方面に向かう私とカミサンは
前日(2019/5/4)に三大難所のひとつとされる
「碓氷峠」を越えました


想像以上に疲れきってホテルに到着

スポーツタイツを脱ぐだけでも
筋肉痛のようになっている身体のあちこちが
悲鳴をあげます

旅塵をシャワーで落として横になり爆睡
二時間ばかり睡眠をとります

目が覚めてから
持ち込んだ入浴剤をいれた風呂に
ゆっくり浸かって足腰を揉みほぐします



身体中のあちこちにバンテリンを塗ります

カップ麺とビールで腹を満たしストレッチ…



カミサンに旅の計画を伝える

①旅はやめてJR軽井沢駅から帰る(数百m)
②しなの鉄道中軽井沢駅まで歩く(約3km)
③同 信濃追分駅ゾーンまで歩く(約6km)
④同 御代田駅まで歩く(約11km)

どれにするかは朝の体調で決めよう


もう一度寝落ちする

深夜3:45からリバプールFCの試合があり
しっかり目を覚ましチェック…
手に汗握る展開に興奮…



身体は疲れているものの
頭が冴えてしまい
カミサンの睡眠を妨げないように
ホテルの蔵書コーナーをふらふら

鉄道黎明期の書籍…
計画(東海道より中山道を重視していた)や
碓氷峠への鉄道敷設などの話を
パラパラと斜め読みする
きっとタモさんみたいな鉄道マニアが
食いつくのだろう…


そんなこんなで外が明るくなってくる
カミサンも目が覚めたらしいので
(たぶんベッドがあわなかったのだと思う)
早朝入浴させてもらう


7時過ぎに朝御飯をガッツリいただき
部屋に戻ったら眠気が襲ってきたので
もう一度眠りにつく


脚も腰も背中も痛い
筋やら筋肉やら痛くなるところが
大小の異常事態のサインを発信していて
私は睡眠という休息で陳情に応える
寝ることが一番のクスリ


チェックアウトは11時、
11時ギリギリに部屋を出る


身体中が痛い
2日後には出勤…
今日は軽く体をほぐす程度の前進とし
早めに地元に帰ろう…とカミサンと
方針を決める

まずは少し歩いてみよう



ホテルから昨日の終着点・六本辻の道中の
見事な垂れ桜


六本辻のぐるぐるマークが出てきました

a-ha のキャスト・イン・スティールで
僕が待っているから拾ってくれよ…と
歌っている場所はターンアラウンド





でも六本辻はロータリー/ラウンドアバウト
円形に回って方向転換する環状道路



さぁ、
ラウンドアバウトして
離山通りで前回の続きへ進みます
2019/5/5のてくてくスタート

これが「離山(はなれやま)」

マークの六本辻からみて
けっこう大きな山です

浅間山の噴火によって出来た…とされ
「浅間山の吹き出もの」とか
形状から「テーブルマウンテン」と
呼ばれたりもするそうです


その麓にあるから
私が歩いている旧中山道は別名「離山通り」

唐松並木がしばらく続きます

標高1256mの離山…
碓氷峠の標高は約1200mなので
あれくらいの高さから下ってきたのか…と
しみじみ思うのです


唐松並木を抜けたところのレストラン

「ロンギングハウス」はホテル内ダイニング


(´・ω・) … せっかく軽井沢まで来たのだから

たじろぐカミサンを引っ張り
少しハイソでオシャレなこちらでランチ


こんな場所でお食事

自由にとれるサラダバーで山盛りに…
酷使した身体にたっぷりの緑黄色野菜で
血液サラサラ&疲労回復♪

ビーフカツカレーをオーダー

離山をバックに夫婦でランチ
ちなみに皇女和宮がここを通ったとき
「離れ山」はまずい…と「子持ち山」に
改名されたそうです


お腹一杯になって進むと
元総理大臣・近衛文麿の別荘跡へ

さすが別荘地軽井沢だけあります


ちなみに前日歩いた旧軽井沢銀座通りには
このようなデザインのマンホールがありました

上毛かるたにも登場する浅間山です

お、木の向こうにチラチラ見えるのは…

浅間山だ!
近衛文麿別荘跡…市村九年間の池と
よい感じにフレームに収まってくれました

むぅ、ネットみたいなのが邪魔だな

六本辻と浅間山の位置関係はご覧の通り
離山(1256m)を遥かに凌ぐ2568m

深田久弥の「日本百名山」にも選ばれ
このように紹介されている
~~~~~
おそらく浅間山ほど
芸術の対象になった山はないだろう。(略)
わが国で火山の代表と言えば、
浅間と阿蘇である。
いつ頃から噴き始めたか知らないが、
それは今日に至るまで耐えることなく
煙をあげている。

東信州…軽井沢のランドマーク浅間山
アサマヤマは火山です


一説に「軽井沢」とは
浅間山噴火によってこの地域に
「軽石」が多いことから
軽石沢→軽井沢となったとする説のだとか…


画家・梅原龍三郎は浅間山を題材に
何点かの名画を残しています


このネットは軽井沢中学校の囲い
こんな美しい景色を見ながら学生時代を
過ごせたら心が豊かになりそう…



②に続きます