神田明神





日本橋→JR神田駅を歩いてきました


山手線でいうとほぼ東京駅→神田駅の1区間
私たちは山手線の外から内に入り
巣鴨駅方面へと歩こうとしています


神田駅の高架下の
日本橋から1kmポイントを通過
千里の路も一歩から
526kmの中山道(至 滋賀県草津宿)も1kmから


山手線の内側に入りました

あれはJR中央線・総武線

高架下をくぐると

また鉄道高架橋

そして渡るのは昌平橋

神田川の対岸まで歩いてから昌平橋をパチリ

このあたりは旅籠が多かったため
神田旅籠町と呼ばれていたそうです


ほぼ17号道路をなぞりながら歩きます

左前の杜は湯島聖堂だな…


その湯島聖堂の正面にあるのが神田明神

色鮮やか!

手水は流水式… 風情ないね

あ、遠くにスカイツリーの先っぽが見える

狛犬が独特です

この石獅子と関係して独特なのだろうか?


旅の安全をお願いしていた背後で結婚式が…
神様の注目も逸れてしまい
願いは聞いてもらえなかったかも…

神田明神は江戸総鎮守

江戸城の鬼門におかれ…
(たしかに江戸城の鬼門・北東にある…)

2年に1度の神田祭は「天下祭」と呼ばれる



これが神田祭か、壮観だな



さて、何より目立っていたのがコチラ

アニメグッズ…

アニメ「ラブライブ!」に関係??


(´・ω・) … 

よくよく考えると神田は秋葉原に近く
オタク文化も吸収する柔軟さがあるのだろうか

リュックからアニメのぬいぐるみを取り出す
参拝者でも賽銭を迎え入れ
グッズ販売を展開する神田明神

御神籤の裏面にも運勢チェックコードとか
神田祭のネット配信とか
旧態依然とした神社仏閣のイメージとは
ずいぶんかけ離れています



(´・ω・) … これが21世紀の神社スタイル?


いろいろありましたが
私の記憶に残りそうなのはこちらの銭形平次


架空の人物・平次は神田の長屋暮らしという
設定だそうです

アニメにも時代劇にも柔軟、寛容な神田明神


神田明神名物の甘酒でプチ休憩

末吉の御神籤 「あせらぬが吉」


水っぽい甘酒に
なんだか化かされたよう気になりつつ

神田明神を去り向かいの湯島聖堂へ


湯島聖堂… 学問成就…

湯島聖堂… 孔子廟、昌平坂学問所跡…

これが大成殿こと孔子廟


BS TBS「諸説あり!」
徳川綱吉は暴君だったのか





湯島聖堂こと昌平坂学問所は
徳川綱吉の肝煎りで造られています

犬公方こと徳川綱吉は
もともと自分が将軍になれると考えておらず
儒教や仏教を学んで学者にでもなろうと
考えていたようです

しかし運命のいたずらから将軍となり
生類憐れみの令の悪評により
犬公方、お犬様などのイメージがありますが

最近は戦国乱世の悪風を改めようとし
斬新な活動を行った為政者であると
評価が変わりつつあるそうです



将軍綱吉自ら湯島聖堂で何回も講師となり
仏教と儒教を士族に教えて
「平和な時代の武士道」について説きました

総理大臣が官僚を集めて役人道を解くなど
ちょっと考えられませんが
綱吉はそれを何十回もやったのだとか…


昌平坂や昌平橋の「昌平」とは
儒学の祖・孔子の故郷の名前で
ここを天下泰平の礼節の基地にしたいという
綱吉の願いが込められているのかも…



③に続きます