たいていの場合

ものごとは平たく話した方がいい



専門家による専門家のための

高レベルな議論はさておき

一般的な会話なら

平たく一般的な表現がよい



難しい表現はなくす

専門用語はなるべく避ける



ポイントは絞る

だらだらと話を広げず

要点をまとめるのがいい




ビジネス会話のようなケースなら

テレビを参考にするとよい



一般的に

NHK教育テレビや

放送大学の番組を

熱心に見るひとは少ない



私は放送大学の大ファンだというなら

それは結構だけど

たいていの人々は放送大学なんて

ちゃんと見たことはない



教育テレビだって

そんなに真剣にみるひとは

それほど多くない



放送大学や教育テレビは

下世話な民放よりは

高尚な内容になっているだろう



けど

たいていの人間は

そういう頭の痛くなる話に

それほど興味がない



スマップが解散するか…

ベッキーや桂文枝の不倫問題…

お笑い番組には興味を持つけど

世界史や物理学には興味はない



しかし

ニュースは最低限見ようとする

本当に見たいひとは少なく

社会常識だとか

損得勘定のためにチェックする



つまり

ニュースショー的なものにこそ

ノウハウがつまっている



たいして面白くないものを

視聴させる工夫がそこにはある



説明に不慣れな社員には

報道ステーションとか

サンデーモーニングとか

なんでもいいけど

ニュースショーをみて

説明のノウハウを盗めと話す



どうやって聴く側の関心を維持させるか

どうやってバカな視聴者に説明するのか



図解したり

矢印や番号をふって順序を明確にしたり

目的や理由をワンセンテンスや箇条書きにする



視聴者の多くは細かな背景なんて

たいして興味がない



そんなものに興味があるのは

一部のマニアとか専門家くらいだ



たいはんの人間は

手ってりばやく理解したいだけなのだ

大雑把でいいのだ



だから

話しての方で噛み砕き

あとは聴き手が飲み込むだけにすればいい



そういうノウハウは

テレビショーにつまっている



池上彰さんがわかりやすいのは

咀嚼がうまく、理解しやすい表現で

説明してくれるからだ



議論を飛躍させず

一段ずつ視聴者と歩調を合わせて

ステップアップし

全体像をみせてくれる



わかったような気分にさせてくれるのだ



しかし

池上解説をやれといっても

同じことは難しい



なぜなら

わかったような気分になっているだけで

わかっちゃいないからだ



そして

視聴者なんてのは

それでいいのである



自分の専門分野には

詳しくないと困るだろうけど

それ以外の分野なんて

大雑把に知っていれば安心できるのだ



専門家になるつもりもなければ

真理を究明したいわけでもない



それを求めているなら

テレビではなく

みずから研究、調査したほうがいい



たわいもない話をするなら

(ビジネスの大半もたわいもない内容だ)

そういうことを意識した方がいい



相手に何を話すのかも

よく考えた方がいい



自分の関心事を一方的に話すのは

たいていの場合、自己満足にすぎない

(99%はそうだと言える)



相手が求めているもの

自分がもっているもの

自分が開示できるもの

そこらへんの折り合いをつける



相手が話したがっているなら

時間の都合がつくなら

存分に話してもらった方がいいこともある

(たいくつな話はご免だが)



話術もたいせつだし

表情もたいせつだ



にこやかに

愛想よく聴くのは

なかなかの技術となる



そして

相手の話すポイントを

つかむのも大切だ



適切な相槌

適当な返しも

ときに必要だ



ある意味

話術というのは

ダンスに似ている



相手のリズム、技量に

こちらが合わせるのだ



自分ができるからって

バク転したり

高速ステップをしても

相手は困ってしまうかもしれない



それを考えて

トークはしたほうがいい