「儲かってまっか?」


「ぼちぼちでんなぁ…」




というやりとりは
上方の商売人の日常会話の典型例と思われます
(実際に使われているかは不明ですが)



ビートルズは
「金、それこそが俺の欲しいもの」と
シャウトしました

そう世の中
金ですよ、カネ!!



ここのところ、
音楽業界はずーっと不景気らしい


横浜市民の私の場合
かつて横浜駅の近くには
タワーレコード、HMVといった大型店舗があったし
それ以外のレコード・CDショップだってありました

しかし
今やタワレコもHMVも撤退し
横浜南口地下街の受付嬢に
CDショップの場所を尋ねたら
地下街にはないから
そごうまで行くように案内されました

薄々感じてはいたけど
来るところまで来たのかもしれない…と
寂しく感じましたね




レコード・CDの店舗数や売上が
どうなっているのか


Wikipedia より



日本レコード商業組合という
レコード・CDの小売店によって構成される
商工組合の会員数をみると

1992年の3200店がピークで
音楽業界自体の規模縮小等により
2010年には700店舗にまで減少しているそうです


タワレコ、HMVや家電量販店などの

大型店は含まれないだろうけど
全盛期の2割くらいまで減少しているのは
衝撃的です

2010年時点で2割なんだから
2015年の現在となると
1割くらいまで落ちている可能性も…



じゃあ
売上とかはどーなってるんだよ…と

調べていたら
一般社団法人 日本レコード協会(RIAJ)の
ホームページにたどり着きました


■生産金額


■生産枚数



難しいことは分からないけど
過去10年のグラフをみると
金額、枚数ともに
ほとんど右肩下がりです

これじゃあ
レコードショップが
町中から消えていくのも
納得です


そもそも
音楽業界のピークはいつだったの?

金額、枚数と切り口はありますが
やはり世の中はカネ

生産金額で推移をみてみよう










これによると
ピークは1998年(平成10年)


ここが
国内における音楽業界のピークでした

参考までに
この年のレコード大賞は
globe の
Wanna Be A Dreammaker

新人賞は
モーニング娘。 の
抱いて Hold On Me!

同年のグラミー賞
年間最優秀賞アルバムは
ボブ・ディラン の
タイム・アウト・オブ・マインド


この、1998年に
レコード・CD・カセットで
合計6074億円を生産しています

その後
生産額は減少傾向となり
音楽ビデオ等の新項目を加えてみるものの

2014年には
合計2541億円にまで衰退

ピークの約4割

これはキツいでしょう?

かつて年収500万円だったのが
200万円に落ち込むようなもの

それでは生活は成り立ちにくい

やりくりや工夫でどうなるという
レベルを越えています

ちなみに
2014年の生産額は
遡れば1978~79年(昭和53~54年)のころと
同レベルとなっております

1978年の
日本レコード大賞は
ピンク・レディー の UFO
グラミー賞最優秀賞アルバムは
フリートウッド・マック の 噂

うわぁ
そんな大昔の水準まで落ちてるのか…


じゃあ
なんでこんなに音楽業界が衰退したのか?

犯人はいろいろありましょうが
インターネットの普及が挙げられるでしょう

ネットが身近になり
レコードショップがに行く必要がなくなった


インターネットの普及


普及率に注目すると
平成13年=2003年には
46%だったのが
平成23年=2013年には
79%になっています

スマホが登場したこの数年
さらに数字が伸びていることでしょう


そんなこんなの
ネット社会の追い風を受けて


Amazon.com は1997年設立




YouTubeみたいな動画サイトのせいで
音楽を買わなくなった

(買う必要がなくなった)


YouTube は2005年設立






こういう状況だけに

CDやビデオの販売は頭打ちでしょう


すくなくとも

かつての大型CDショップといった

販売モデルは成り立たなくなっている


CDが売れないのであれば

アーティストはなにで生計を立てていくのか?


音楽番組も減っている

日本でもそうだし

英国でもトップ・オブ・ザ・ポップスがなくなった


つまり

TV番組出演のギャラも

一昔前に比べたら見込めなくなった


昨年か今年の頭に

アメリカのロックバンド(名前は忘れたが有名なグループ)の

メンバーが

レコードを作っても儲からなくなった

自分たちでも納得のアルバムが完成したのに

まったく売れていない


もはやアルバムは

ツアーをやるための理由づけにしかならない


収益はツアーで出すしかないし

アルバムを作りつづける理由も見つからない…


といった

ぞっとするようなコメントを出していた



似たような記事を探していたら

こんなページを見つけました



http://basement-times.com/post-3758/


http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141113-00000016-rnijugo-ent




私は音楽を愛しています


けど

ポール・マッカートニーの武道館コンサートチケットに

数万円を投じるつもりはありません


だけど

CDに2~3千円を使うくらいは

苦になりません


ノエル・ギャラガーの新作は

デラックス版を購入しました


でも

こんな私は少数派のようだし

この先、好きなミュージシャンが

新作を作らず

往年のヒット曲だけのツアーを

続けるだけになってしまったら


なんだか、とても、私は切なくなってしまいます