ファミリーネームであり
バンド名をタイトルにつけられた
アルバム 「Savoy」 は
04年に5作目としてリリースされている
Isotope / Savoy
http://www.youtube.com/watch?v=XRfWBhX5luc
非常につくりこまれた
ビデオだというのはわかる
デラックスCDには
このビデオと
映画 「Hawaii, Oslo」 に提供された
同アルバム収録の
「Whalebone」 のビデオが特典として
つけられた
ちなみに
このアイソトープは
シングルカットもされなければ
映画提供されてもいない
つまり
なにがしかの
メッセージや思い入れがあって
わざわざ映像化していると
考えるのが適当だろう
しかし
ビデオをみただけでは
何が言いたいのか
よくわからないし
ミュージック・ヴィデオとして
気分が高揚するものでもない
どちらかというと
気分が沈んでいく
♪
真冬に
静かに雪が降る
静寂が僕らをつつむ
ずっと遠くで
教会の鐘が呼んでいる
灰色の雲を切り裂かないと
僕はもう
ここで生きていけなくなる
ひょっとしたら
いつか必ず
ひょっとしたら
いつか、そのうち
真冬の
新雪のなかの足跡
森へと続いている
どこへ行くのか
どこへたどりつくのか
だれかが待っている
僕はそこへ行きたくない
君は君のしたいことをする
君がやっても
君がやらなくても
君の選択なんだ
炭素排出量
森林伐採
南極からの警告
土壌の劣化
樹木の燃料消費
都市の拡大
炭素排出量
真冬に
森林伐採
静かに雪が降る
南極からの警告
静寂が僕らをつつむ
土壌の劣化
教会の鐘が呼んでいる
樹木の燃料消費
ずっと遠くで
都市の拡大
灰色の雲を切り裂かないと
僕はもう
ここで生きていけなくなる
ひょっとしたら
いつか必ず
ひょっとしたら
いつか、そのうち
Isotope
アイソトープ、同位体
要するに化学用語
ネットで調べましたが
目は文字を追いましたが
脳が理解を拒絶いたしました
どうやら
核とか放射能とかの
考え方のもとになるもののようです
この作品が意味するところは
まったく分かりません
森林伐採、土壌汚染など、
都市問題について語られている
訳詞のブルーの部分は
ローレンがボーカルを担当しています
これは
都市問題の歌なのでしょうか?
私は
どうも違うような気がします
さて
このミュージックビデオの
冒頭に出てくる絵画は
ちゃんとした作品です
「雪の狩人(雪中の狩人)」という
ピーテル・ブリューゲルという
ベルギーの画家の代表作です
雪の狩人
The Hunters In The Snow
猟犬を従えて
狩りに出かけた農民たちが
重い足取りでもどってくる
彼らは狩人ではなく
農耕に適さない
真冬に狩猟をしてきたのだが
これといった獲物も手にできないまま
村へ戻ってきた
はるかむこうには
湿地帯にできた氷の上で
スケートや橇(そり)に興じる
村人や子どもたちがいる
空には
カササギ(鳥)が飛んでいる
この鳥は
同曲が収録の
アルバムのジャケットにも
描かれています
ということは
この絵画は
アルバム 「Savoy」 と
深い関係があるのかもしれない
もう一度考えてみたい
この絵のタイトル
ザ・ハンターズ・イン・ザ・スノー
ひょっとしたら
Hunter とは
a-ha 代表曲&デビューアルバムの
「Hunting High And Low」 に
引っかけているのではないだろうか
Hunters と複数形になるのは
a-ha が3人組のグループだからではなかろうか?
(たまたまかもだけど、絵の狩人も3人組)
Hunting High And Low / a-ha
https://www.youtube.com/watch?v=s6VaeFCxta8
http://ameblo.jp/boomooo/entry-11312521911.html
となると
In The Snow は
a-ha のシングルにもなった
Angel In The Snow だろうか?
Angel In The Snow / a-ha
https://www.youtube.com/watch?v=Ht0lPunQrTo
http://ameblo.jp/boomooo/entry-11096144872.html
両曲とも
a-ha として
ポールが世に出した作品であり
いずれも
おそらくだけど
奥さまのローレンのことを想って
ソングライトしたと思われます
そして
奥さまだけでなく
ポールの夢や希望を追い求める
ロマンティストで情熱的な側面を
吐露してもいます
しかし
残念ながら
この絵画において
農民は獲物を得ることなく
とぼとぼと村に帰ろうとしている
読みかえれば
ハンティング・ハイ・アンド・ローしてみたものの
結局、得るものはなかった
寂しく帰ってきた…
歌詞を読むと
空を覆うグレーの雲とか
どこへ続くか分からない道とか
八方塞がりな表現が続き
遠くの教会の鐘が呼んでいる
それって
この曲の出だしやビデオに近くないか?
The Sun Always Shines On TV / a-ha
https://www.youtube.com/watch?v=a3ir9HC9vYg
http://ameblo.jp/boomooo/entry-11186562151.html
そう
太陽になることを目指して
イギリスや世界へと踏み出したはずなのに
凱旋することなく戻っていくことを
自嘲気味に歌っているのかもしれない
ひょっとしたら
これは
a-ha としての挫折を
歌っているのかもしれない
♪
君は君のしたいことをする
君がやっても
君がやらなくても
君の選択なんだ
ここの箇所は
自分自身に向けられたことなのか
メンバーに向けて放たれたメッセージか
となると
炭素排出量や森林破壊なども
社会的な問題ではなく
a-ha というグループのなかが
目に見えにくいかたちで
どんどん悪化していることを
告発しているのかもしれない
世界を目指したものの
思ったほどの成果・成功が
手に入らなかったことで生じた
内部の軋轢や衝突…
ビデオは
はじめ
「雪中の狩人」で始まる
遠くにみえる村人も
おおむね絵画のままだけど
じつは
紙飛行機と
近くに立つ女性(魔女)は
絵画にはなく追加されたもの
映像が進むと
その子どもは
家でこの作品を絵画集でみていた
少女であることがわかる
少女はひとり
高層アパートの一室らしき場所で
ごろごろ、だらだらしている
窓の外には
同じアルバムに収められた
雪のなかの給水塔(ウォータータワーズ)がみえる
Watertowers / Savoy
https://www.youtube.com/watch?v=kLUhfqaKFcI
しかし
突然、部屋に魔女が現れる
(空中浮遊しているから、魔女のたぐいだろう)
魔女は口から布を吐き出し
それは白い紙となり
なぜか少女はそれで紙ヒコーキを折る
(気味悪くないのか?)
少女が出来上がった
紙ひこうきで遊んでいると
魔女は
それを
魔力で宙に浮かせたかと思うと
ものすごい勢いで
窓の世界に飛ばす
紙ヒコーキは冬の町をとんでゆき
なぜか上向き垂直の状態で静止する
そして
紙飛行機のむこう
闇夜に
魔女の片目が現れて
こちらを凝視したところで
ビデオは終わる
もはや
カルトとしか思えない展開なのだけど
この垂直状態の紙飛行機と
魔女の目って
完全にこの状態ですよね?
はい
そうです
「都市伝説」とか
「ナショナル・トレジャー」とかの
あれです
調べてみたら
「プロビデンスの目」というもので
1ドル札にも描かれたものです
フリーメイソンも関連するマークです
詳細を知りたい方は
こちらをどうぞ
やりすぎコージー
https://www.youtube.com/watch?v=NaVjkWaW2o8
https://www.youtube.com/watch?v=RoTi7FeqF2M
で
この、
プロビデンスの目とか、
ウジャトの目とか、
ホルスの目と呼ばれる
三角形と目で構成されるマークは
「すべてを見通す眼」「神の全能の目」とも
呼ばれます
つまり
ポールは
まったく違うことを
歌っているような体でいて
a-ha というバンド内の
不協和音や
状況の悪化を
静かに歌っているように聴こえます
アイソトープとは
同位体のこと
a-ha という
同じバンドのメンバーでも
そこには違いがある…
静かに進む崩壊
うまく隠しおおせても
神の目のまえにおいては
すべて見通されているのだ…と
一方で
森林伐採や
炭素排出が進むことで
温暖化が進みます
それは
冬の終焉でもあり
いまに
この凍えたような
グループ内の人間関係も
終わるだろう
そういう観測も
ここに込められているのかもしれませんが
もう
ここまでくると
深読みではなく
曲解の連続上塗りなのかもしれませんが…
②に続く
余談として
明日(12/15) BS で
映画 「ナショナル・トレジャー」が放送されるそうです

