朝ドラの「マッサン」が面白い






正直を言うと
前作「花子とアン」は
惰性で見ていただけで
ある時点から興味を失っていた

このブログでも
主人公の身勝手さ、
独善的なふるまいについていけない、と
漏らしたことがある

アメブロのブロガー向けのサービスに
アクセス分析があり
検索ワードもある

「花子 身勝手」で検索し
このブログにいらっしゃるかたも
たまにいらっしゃるようで
同じように感じられているのかな…と
思ったりしていた


10月から始まった
「マッサン」は
朝ドラ史上初の
外国人ヒロインとのこと

私は国籍云々より
知らない女優さんが抜擢されたことに
驚かされた


朝の連続ドラマ小説は
このところ
役者さんのステップアップの仕事として
業界からも
注目されているように思う

なんせ
視聴率20%を越える枠に
出演できるのだから

およそ半年のあいだ
月~土曜日、
しかも数回の再放送も含め
全国区で放映される

メディア露出は半端ではない

知名度はぐんと上がり
役柄によっては
親しみも増す

その後の
お仕事にも
多大な影響が出るに違いない

主役であれ
主要人物であれ
こんなに美味しい役は
そうそうないはずだ


最近の主役をみても



宮崎あおい

…のちに大河ドラマ「篤姫」主役


井上真央

…来年の大河ドラマ主役に抜擢


堀北真希

…ろくちゃん、大出世だよ


能年玲奈

…じぇじぇじぇで知名度アップ


…もはや親の七光りじゃないね


吉高由里子

…もはや酎ハイのひとじゃないね

これだけの成功例がある

他にも
花子とアンでいうと
共演した高梨臨さんなど
単に醍醐さんとして
顔を売っただけかと思いきや
JRのポスターに
でかでかと印刷されていて
ちゃっかり知名度をあげている

あまちゃんの共演者も
能年さんに負けないくらい
コマーシャル等で活躍しているし

仲間由紀恵さんも
役者として
主役以外の活躍の場を見出だした

いつまでも
「トリック」「ごくせん」のイメージでは
キツかったろうから
よい転機になる可能性も感じる


つまり
それだけ美味しい役回りで
注目が集まる
朝ドラのヒロインに抜擢されたのが
聞いたこともないアメリカ人だったからだ


シャーロット・ケイト・フォックス


まったくもって
知らないお方である

べつに
マイケル・J・フォックスさんの
親戚でもないようだ



しかし
だからこそ
新鮮さがある

ネイティブの欧米人であるからこその
たどたどしい挙動やリアクション
不安定な日本語の発音、
見たこともない表情


私がNHKの製作サイドにいたら
日本で活躍している
ハーフタレントあたりを
起用することを考えるだろう

それは安全牌だ

日本語も理解できるし
日本での撮影であっても
衣食住などのカルチャーショックも少なく
ホームシックなどの懸念もないし
演技指導も容易なはずだ

しかし
ドラマ製作陣は
その安全で楽な選択をせず
あえて
困難な方法を選んでいる

それはリスキーなだけでなく
業界の常識や
利権に逆らった判断でもないのか?

大丈夫か?


でも
いまのところ
この勇気ある選択が成功していると
私は思う

彼女が扮する
亀山エリーは
母国スコットランドに
ウィスキーの製造法を学びにきた
東洋人の亀山政春の人柄と
日本ではじめてのウィスキーをつくりたい
という夢と情熱にひかれ
周りの反対を押しきって結婚、
来日し
国際結婚や異国人が敬遠されるなか
なみなみならぬ苦労のすえに……という役どころ

マッサン夫妻のモデルは
ニッカウヰスキーの創業者夫婦で
そこらへんは
ちょっと調べれば
たくさん出てくるので
そちらでご確認ください

ニッカとサントリーの
ウイスキーをめぐるやりとりとかを
絡めつつ
きっと半年間をやりくりするのだろう


これらのドラマを撮影するなか
エリー役のシャーロットさんが
どれだけ日本に馴染むのか

我々が
日本のなんたるかを知ることになるのか

それがドラマとしての
成功、失敗の分かれ目なのかもしれない


ニッカは
日本人向けに味つけを変えようとした
サントリーとは異なり
本場の味にこだわった商品を届けようとした

そこらへんの機微は

ドラマでも

すでにちょろちょろと出はじめている


はたして
ニッカウヰスキー創業の
竹鶴政孝&リタのふたりの志を
NHKは伝えることはできるのだろうか??



Lovely Rita / The Beatles
http://www.youtube.com/watch?v=aJh4DAYNNdU