雪のなか
手回しオルガン奏者が立っている
凍り付きそうな指で
精一杯の演奏をしている

裸足で凍り付いた地面に立ち
引きずるように歩き
空の皿には
雪だけが積もっていく

だれひとり
彼の手回しオルガンを聴こうとしない
飢えた犬たちが彼を取り囲み
まもなく…

彼は眠りに落ち
まもなく
ありのままにするだろう
なにが起きようと

手回しオルガン奏者よ
演奏しておくれ
最期の日まで

おじいさん
あなたを見ていると
まるで自分のよう
いつか
私も弾くのだろう
手回しオルガンを




The Hurdy-Gurdy Man は
Sting が
クラシック・レコード・レーベルから
09年に発表した
「If On A Winter's Night...」の収録曲

冬はとても神秘的で
素晴らしい想像力を与えてくれる…

そうスティングは語ります


このハーディー・ガーディー・マン

パトラッシュとともに
天に召されるネロなみに
切ない…

でも
働いているとき
ひとりきりのとき
ふと
自分も
この手回しオルガン奏者のようだと
感じることがあります

もうすぐが
仕事納めの方も多いのではないでしょうか
一年間、お疲れさまでした