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今日は面接の日。


朝から緊張する。


スーツを着て

バッグと革靴を持って出発。

奥さんも感慨深げだ。

駐車場までずっと手を振って

見送ってくれた。


車で面接会場に到着。

まだ30分前だが革靴に履き替え、

面接会場に向かう。

やはり歩きにくい。


同じ時間帯は

自分一人だけのようだ。

待合室に案内され

事前アンケートを渡され

記入する。


志望動機など諸々の

記入欄があった。

しまった!

バイトの面接の感覚で

きたので、あまり

考えていなかった。


バイトの面接では、

いつから仕事できますか?

毎週何曜日に来て下さい。

と、その場で決まることが

多かった。


今回は、バイトというより

パート勤務なので

正社員に近いのだろう。

自分が考えていたのとは

ちょっと違っていた。


志望動機を聞かれるが

履歴書に書いた内容を

忘れてしまったので、

家から近いからと答える。


仕事の経験は豊富で

何でも出来ますと答える。


履歴書の内容よりも

やはりがんの治療の事を

中心に聞かれる。


今は通院しているので

仕事は毎日は出来ない事

病状は落ち着いている事

手足に痺れがあり

胸にポートがあるが、

仕事には支障無いと思う

という事を伝える。


進行役の方が

好意的だったので

感触は悪くないような

気がしたが

採用する側にもリスクがあり、

悩むところだろうと思う。

それに年齢。60歳。

職員は若手が多いので

経験が役に立つかもしれない

と言っていた。


通院以外に

検査とかの休みも必要だし。

使いにくい事は確かだ。

駄目でも仕方ないと

思いながら帰路に着く。

今やれることはやったかな?


久しぶりだからか

あまり上手く話せなかったな

と反省。


家に帰って家内に

駄目かもしれないと話す。


慌てなくても大丈夫と

慰めの言葉。


駄目でも練習にはなった。

次は頑張ろう。