その文庫本がなぜ読みかけだったかわかったかというと、わたしは、タイトルによっての本のカバーを裏返して読む癖があるから。
そして、読んだところまでを、カバーの折り返し部分を栞がわりにして挟んでありました。
さて、この本のタイトルはというと
『年をとってもモテるフランス人 年をとるとモテなくなる日本人』
多分買った時は、2年くらい前かなぁ。
その時は、フランス関係の本をいくつかまとめて買ったのでした。
そしてきっと、その時は今の自分の主婦という立場には「モテる」という言葉が相応しくないと思ったのと
「この人は、モテたいからこの本を買ったんだろうな」と思われるのが恥ずかしかったのだと思います
今はココロが空白になるのがいやでさみしくて、「モテたいな」と素直に思いますが
そう思って途中から読みました。
読み終えてわかったのは、フランス人は共働きが多いけれど、夫婦で出かけたりする為に、こどもを預けたりすることや、家庭を大切にすること、仕事のこともなんでも話す。男性は女性を大切にするものだと思っていること。また、女性は頼る場合には男性の意見をきちんと尊重するということ。違うから良いと認めていること。住居とバカンス(家族や親しい人との体験)にお金を使い、ファッションはブランドではなく自分なりのセンスで選ぶ。
そして、年をとっても、「生涯恋愛主義」だということ。etc(などなど)…。
こう書くとタイトルの意味がよくわからなくなりますね。
それなので、もう一度「はじめに」にを読みました。その中から一部引用します。
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フランスの哲学者・ボーヴォワール女史が、いみじくもこう述べています。『人は女に生まれたのではなくて、女になるのだ』と。むずかしい話はひとまず横に置いて、女史の言葉を素直に解釈すると、いやが上にも男性の存在がチラつきます。
フランス男性が日常的にささやく「僕の前では飾らないで、自分をさらけ出して欲しい」とか、「素顔のままの君がいい。裸のままで、僕の胸に飛び込んでおいで」という言葉。日本男性からはあまり聞かないこんな言葉を糧にして、マダムたちは自然体で輝きを増していきます。うらやましいですよね。
とはいえ今のニッポン、男性たちに多くを望んではお気の毒。そこで、せめて私たち女性がめげずにたおやかに、年齢に関係なく面白い女性になるよう励もうではありませんか。そのために、ここにご登場の、コケティッシュ※なフランスのマダムたちをご参考にしていただけましたら幸いに存じます。
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この文章を読んだ時
こころの土台も社会の考え方も違うのに、言葉だけを男性に求めても仕方ない。
あくまでも変えられるのは自分だよ、と言われたようでガツンときました。
年をとってもモテる人でいるために、自分で変えられるところはどこかな、と思いました。
おやすみなさい⭐🌙😘