◎ドル、ユーロ不安で資金が円に流入
円高圧力が強まっています。外為関係者の間では「東日本大震災後直後の高値1ドル=76円25銭を突破する可能性がある」との見方が台頭しています。超円高の再燃です。
なぜ、政治はボロボロ、20年もの長期にわたりゼロ成長経済の国の通貨が買われるのでしょうか。
実は、「世界政治指導者選出インデックス」という景気を占う指標があるのですが、この“主要国”の中には日本は含まれていません。韓国、中国はちゃんと入っています。
1年交代で指導者がコロコロ代わる国など、参考にできない、ということでしょう。
情けない話です。しかし、円高です。これはいかなる理由によるものでしょうか。
まず、ドル、ユーロ不安があります。外為市場(世界)での売買シェアはドル、ユーロ、円、スイス・フラン、ポンドの順になっています。
ドル、ユーロを嫌った資金が相対的に流動性の高い円に流入しているのです。
次に、信頼性(対外純資産が黒字)を評価する動きがあります。対外純資産が大きな黒字の国は、中国、ドイツ、スイス、日本などですが、中国・人民元は管理通貨であり、投資には不向きです。ドイツはユーロの一員です。そうなると、ターゲットは円かスイス・フランになります。
さらに、日銀のバランスシートの良好な健全性(FRBはQE1、QE2によって、2008年8月末には7600億ドルだった証券ポートフォリオが、現在2兆6200億ドルに拡大→バランスシートの劣化は通貨安になる)を指摘できます。日銀の無為無策(流動性の供給をためらう)がデフレ脱却を達成できない要因のひとつです。
そう、デフレは通貨を強くする(インフレは逆)のです。この20年間がそうではありませんか。
このほか、中国要因もあります。中国はいま、外貨準備のポートフォリオを組み換えています。
すなわち、ドル偏重を修正、金をはじめ、円資産のウェイトを高めているのです。
実際、中国系SWF(ソブリン・ウエルス・ファンド→国家資産管理)は日本株をメチャクチャ買っているではありませんか。その投資金額は4兆円を超えています。
コシダカHD(2157)はカラオケ、フィットネス、ボーリング事業を手掛けており、電力危機→ライフスタイルの変化にマッチする銘柄です。2011年8月期の連結1株利益は10万円に迫るなど、業績は絶好調です。