欧州金融機関に対する、ストレステストの結果待ち
押し目を活用した人が、勝ち残れる局面
世界の金融市場は、欧州の銀行に対するストレステスト(資産審査)の結果待ち状態です。
昨年のいま頃も同じようなストレステストが行われ、インチキをやった銀行があったなどと問題になったりしました。
今回は、イタリアの銀行がストレステストに引っかかるのではないかとの懸念から銀行株の株価が急落したり急反発したり、乱高下を続けています。
ユーロもそれに合わせたかのようにこれまた乱高下です。日本でストレステストといえば、原子力発電所に対するそれがもっか問題になっています。運転を再開すべきかどうか。ストレステストを行いたい。菅首相が突然言い出したとして、猛反対の声が盛り上がったりしていましたが、次元、内容は異なるものの、欧州の金融業界もストレステストに猛反対しているのです。
要するにストレステストは業界にとっては都合の悪いものということになります。逆説的にいうと、欧州では金融機関に対し、国内では電力会社に対して不可欠ということになります。
でなければ、われわれは安心して暮らしていけないのです。幸い欧州、国内ともにストレステストは行われることになり、特に欧州ではその結果が今週末に発表されます。欧米市場はもちろん東京市場も、いまはその結果待ちというところ。そのためユーロは上がりにくく、日経平均も上がりにくい。
こんな状況にありますが、週明けにはこの問題に対しては結果が出るため、これまでほどは攪乱要因ではなくなってきます。
そのため、ユーロもECB(欧州中央銀行)が利上げ姿勢であることなどが見直され、ユーロは反発気味の動きになるでしょう。それは円安要因であり、日本株にもプラスに働くと見てよく、今週動きが軟調だったり、小幅に反落した銘柄が買い直される。こう見ています。
業種的には自動車株をはじめ、その周辺業種であるゴム、ベアリング、工作機械株などがターゲットとしてふさわしく、投資しておけば再浮上が見込めます。
この点、いまは適度に押しが入る形になっていて、出遅れた投資家にも買いチャンスが与えられる展開です。これは投資する立場からは非常に好ましいため、増田足を頼りにしっかり付き合っていきたいものです。
で、具体的に注目したい銘柄ですが、まずはナブテスコ(6268)です。ベアリングと工作機械の大手メーカーであり、トヨタ向け製品の納入が順調です。しかし株価は7月8日に高値2057円の高値をつけたあと軟調です。2000円を割り込んでいるうちに投資しておきたい銘柄の一つです。
同じくこのところ騰勢が鈍ったオムロン(6645)も、こで捕まえておきたいものです。主力製品のセンサーや制御機器はもちろん、われわれに馴染み深い血圧計などヘルスケア製品の販売も中国など新興国向けに好調です。それなのに株価の上昇力が鈍っている。こんなところを見逃さないようにしたいものです。
最後にユーシン精機(6482)を。この株は休みらしい休みを入れておらず、今後入れる可能性があります。そこを狙います。出来ることなら1700円に近いところがベターです。 何をしている会社か。プラスチック形成品の取り出しロボットに強い会社で、世界一です。女性社長に率いられているのも私好みです。女性が案外頑張る時代なので、この株も期待できます。