[ 2011-07-05 11:33 ]
目先資金は東電に結集
金融株の底上げが続く
▽・・・5日、前場の東京市場は手がかり難から小動きに終始しています。日経平均は、高値9986円と、一時、1万円に接近する場面も見られましたが、さらに上値を買い進む力は弱く、前引けは16円安の9949円と、6日ぶりの小幅反落で終わっています。 ▽・・・3連休明けのNY市場を気にする声が広がっています。前週のNY市場は、ギリシア懸念の後退や、秋口からの景気底打ち期待で、NYダウは1週間で5.4%も上昇しています。当然、その反動が考えられる上、今週は、雇用統計ウィーク。今夜のNY市場は利食い先行と見る向きが多く、その分、積極的に上値を買いにくかったようです。
▽・・・前場の売買代金トップは東京電力(9501)でした。特別、上乗せの材料が出たわけではありませんが、値動きの良さが目先筋の参加を誘い、5月18日以来の400円乗せとなっています。
出遅れ銘柄の水準訂正が続いています。最近、底打ち気配濃厚の金融セクターでは、メガバンク3行が続伸歩調となったほか、人気が、りそな、新生といったクラスや、横浜銀、千葉銀といった地銀にまで広がってきました。
不動産もしっかり。そのほか、この日は商船三井をはじめ、海運株にも人気が廻っています。このあたり、出遅れ株の循環物色が、うまく機能している印象を受けます。
▽・・・朝方、インドのインフラ整備で期待として入れた3銘柄は日立が1円高の482円、川崎重工が5円安の319円、三菱重工が4円安の379円で終わっています。ともに、今後に期待していいと思います。ほか、この関連では日本車輌(7102)なども小口の買い物を集めていました。
後場は、一段と模様眺めムードが強まるのではないかと見ています。こうしたなか、比較的、動きやすいのは、指数にあまり関係のない低位の材料株でしょうか。逆行高しているもののなかで、コメの先物市場創設が材料になるヤマタネ(9305)、決算見通し悪の洗礼を受けて切り返してきた三菱製鋼(5632)に注目してみたいと思います。