2月22日のまとめ・先物は昨年9月以来の大商い [ 2011-02-22 16:28 ]
リビアショックに「国債格下げ検討」が追い討ち
値下がり銘柄数は1400超に
▽・・・後場、多少下げ渋る場面も見られましたが、結局、日経平均は前日比192円安の1万664円で取引を終えています。先物は前場に1万630円まで売られた後、大引けは1万650円・▼220円。騰落銘柄数は上昇・171に対し下降・1429となっています。
▽・・・久々に見た全面安商状といったところでしょうか。増田アプリにはランキングを上位100傑まで表示する機能がありますが、それを見ると東証1部の売買代金ベスト100のうち、高く引けたのはJX(5020) 、JR東日本(9020) 、東電(9501) 、石油資源(1662) 、中部電力(9502) の5銘柄のみ。ここからも、今日の下げがいかに広範囲に及んでいたかが分かります。
▽・・・大引けの出来高は25億1000万株、売買代金・1兆7300億円。先物は、結局11万3795枚と、この時点で昨年9月15日の16万127枚以来の大商いとなっています。昨日の日中取引の商い(3万7756枚)に比べ、ざっと3倍。
リビアショックに加えて、前場中頃に米格付け会社のムーディーズが日本国債の格付けをこれまでの「安定的」から「ネガティブ」への変更を検討とのニュースが流れ、先物やメガバンクの下げに拍車が掛かっています。ただ、ザラバ中の先物出来高推移を追うと、正午の出来高が7万4000枚だったのに対し大引けが前記の数字ですから、後場に入って、先物の投げや売り叩きにはやや一巡感が出ています。
▽・・・「昼の作戦」にも入れましたが、今後に関しては、3連休明けのNY市場を見てみないことには何ともいえない状況です。
エジプト危機で1月下旬に下げたときはムバラク大統領の退陣表明で、市場はそう大きな傷を受けることはありませんでした。しかし、国民を傷付けなかったエジプトと、現時点で亡くなった方の数が250人を超えたと報じられるリビアとではだいぶ状況が違うように思います。仮に、カダフィ大佐が政権を明け渡したとしても、それで問題が収束に向かうかどうか。
今日の下げが先物主導の色彩が強かった分、今夜のNY次第では先物からスンナリ戻す可能性もあると昼間書きましたが、仮にそうなっても、しばらくは事態の推移を見守りつつ、慎重な対応が必要ではないかと思います。
第1次が73年10月に始まった第4次中東戦争、第2次が78年、イラン革命におけるパーレビ王朝の崩壊と、過去2回の石油危機は、ともに中東地域の戦争、内乱がキッカケになっています。
◎大引けの売買代金上位銘柄
三井住友(8316)
ソフトバンク(9984)
みずほ(8411)
トヨタ(7203)
三菱UFJ(8306)