大納会の日経平均1万0300円割れ、「年足陽線」は未達成
30日の東京株式市場は反落した。ほぼ全面安。大引けの日経平均株価は前日比11
5.62円安の1万0228.92円と再び1万0300円台を割りこんだ。TOP
IX(東証株価指数)も反落、一時900ポイント割れとなった。円高懸念から売り
が優勢となった。29日には日経平均株価、TOPIXともに高値引けとなっていたが、
きょうは目先筋の利益確定売りが出ている。上海総合思惟数のマイナス推移も日本株
の足を引っ張った。東証1部の出来高は14億6814万株。売買代金は9218億
円と連続して1兆円割れとなった。
前日の海外外為市場では米長期金利の低下を手掛かりとしたドル売り・円買いが出た
が、今日の東京市場では朝方の81円68銭から81円28銭まで円が強くなった。
ユーロ・円は107円60銭まで円高が進んだ。為替の動きにつられ株価指数先物に
売りが出た。今年1月4日大発会の始値は10609.34円で、期待されていた「
年足陽線」は未達成となった。ほぼ全面安商状。日経平均株価は下げ幅を134円ま
で拡大し、1万0200円割れ寸前まで下げる場面があった。
外資系証券では「年前半は循環的強気、年後半は構造的強気へのスタート地点」を予
想している。2011年3月末ターゲットはTOPIX1000ポイント・日経平均1万1
000円、2011年末ターゲットはTOPIX1200ポイント・日経平均1万3
000円。別の外資系証券では、「日本は2010年に日米欧で最も高いGDP成長
を達成。需給ギャップの縮小により2012年にはデフレ圧力が縮小、経常利益率は
2012年度にピーク時の2007年度近くまで回復する」としている。2011年
の目標水準はTOPIX1080ポイント、日経平均1万2000円。
国内証券では「新興国需要を映した企業収益拡大や米国量的緩和、大型減税継続を受
け株式市場への資金回帰が続き、短期調整を交えながらも戻り歩調が鮮明になる」と
している。
東証1部の値下がり銘柄数は1290。TOPIX業種別指数は全33業種が下げた。わ
ずかに日立 <6501> 、プロミス <8574> 、NTT <9432> 、高岳製作所 <6621> の上昇
が目立った。