[北浜 流一郎先生の株式コラム 11月25日号] | ブー子のブログ

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[北浜 流一郎先生の株式コラム 11月25日号]


気がかり材料に強くなった東京市場。
円安のお蔭を活かす投資を。

 東京市場、ここに来て意外な強さです。特徴的なのは、米国市場が大幅下落となっても日経平均は上がるか、下げても小幅安ですむようになっていること。完全ということではないのですが、連動性がかなり薄らいで来ています。

 北朝鮮が韓国の延坪島へ突然砲撃を加えた直後もさほど下がりませんでした。それどころか25日には49.65円と早速反発です。下手をすると第二の朝鮮戦争が始まりかねないことが起きたのに、市場は無反応に近い反応ぶり。逆の見方をすると、落ち着いた動きを続けています。
 アジアの一角から欧州に目を転じると、アイルランド、ポルトガルなどに財政・金融不安があります。しかし、これまた市場の足を軽く引っ張る程度、10月に見られたように東京市場を引きずり下ろすほどの重力はありません。

 その根拠として挙げられるのは、現在の東京市場は、欧州、アジアのリスクよりも、米国の雇用情勢を見ているからになります。米国の雇用が改善するなら、ドルは上がり円は下がる。この構図を重視しているのであり、ここに異変が生じれば東京市場は、またまた10月のような軟調展開に陥ってしまいます。 だから安心は禁物なのですが、幸いなことにいまは雇用が明らかに改善しつつあります。24日発表された先週の失業保険申請件数も減少していました。前週から実に3万4000件減少していたのです。その前は2000件増加していたのですが、その前は2万4000件の減少であり、一時的に増加に転じることはあっても、減少方向にあると見て良いでしょう。

 失業者が減少するとなると、年末商戦も昨年よりも好調になるだろう。市場ではこんな見方をする人が多くなっていて、懐疑派には「職を得たからといって消費を増やすとは限らない」という声が上がっているのですが、就職⇒消費増はあり得ることであり、アマゾンなどのネット取引関連株に買いが入りはじめています。

 米国市場に比べて東京市場はまだ活況にはほど遠いものの、主力株が次第に水準を高めつつあるのは好ましい限りです。
 主力株とはソニー、ソフトバンク、ホンダ、ファナック、東京エレクトロン、コマツなどであり、これらには積極的な買いが入り続けています。特にそれが際立つのがソニー、コマツ、TDKなどであり、その強さには驚くばかりです。

 このような現象が生じているのもやはり円安のお蔭であり、今後も米国の雇用状況の改善が続く限り期待が持てるといえます。

 その恩恵を受ける分野を個別ではなく、業種で見るなら、まずは自動車とその周辺企業になるでしょう。最近は電子部品も自動車に使われているため、同分野も自動車関連株と見てよいでしょう。
 それは年内に限らず来年も続くと見てよく、2011年も自動車が走り、自動車株も走る。こういうことになります。
 
 で、注目銘柄ですが、自動車そのものでは富士重工(7270 東1 1000株)の押し目はまだ狙えます。衝突回避システムを搭載した車、つまり、ぶつからない車の開発はやはり画期的。株価は浅い押し目を入れつつ続伸が見込めます。

 高値圏にある日本精工(6471 東1 1000株)もなお魅力的です。新高値に進んだばかりですが、この会社は自動車用ベアリングで首位。すでに需要絶好調状態にありますが、来年はそれがさらに加速されるでしょう。
 押し目を見逃さないようにしたいものです。
 
 最後は自動車以外の分野から大和ハウス(1925 東1 1000株)を。マンション販売好調で収益好調ながら、株価は高値圏のため、現在動きが止まっています。少しでも下げたらシフト有利です。