[澤部 潔先生の増田足コラム 10月29日号] | ブー子のブログ

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それはやりたくないことだから。

損してもいい、と思ったら、やればいい。
それはやりたいことだから。

[澤部 潔先生の増田足コラム 10月29日号]


「備えよ常に」のスタンスで
総弱気のなか、変化の兆しも

円高、さらには景気の行き詰まり感を受けて、全般、改めて弱気ムードが広がっています。

 円ドル相場は11月2日―3日に行われるFOMCでQE2(金融緩和第2弾)の観測が強まったことを受けて再びドル安が加速、円は海外で80ドル50銭を割れる円高水準をマークしました。また、29日朝方発表された9月の鉱工業生産は前月比1.9%の低下と4ヶ月連続のマイナス。低下幅も事前予想を上回り、売り方の格好の理由付けになりました。

 日経平均はこれまで、かろうじて中段でのもみ合いを維持していました。しかし、週末の売り叩きで一気に下放れ。一時9200円割れの水準まで下押しています。

 当然、増田足で見た日経平均もチャートパターンが悪化しています。日足の6色パターンはここにきての下落で上昇の崩れを意味する「C」から下降の入り口を意味する「D」にステップダウン。週足も3週足がブルー転換、13週足も2週連続でブルーとなり、調整波動入りのニュアンスが強まっています。

 ただ、総悲観の市場ではありますが、幾つか、見るべき現象も表面化しています。一つは、日経平均に先行して下げていたTOPIX下落の、いわば元凶といえるメガバンクや電力株が逆行高を演じていていた点。日経平均売り・TOPIX買いといった裁定取引の結果かも知れませんが、変化の兆候として注目したいところです。

 また、企業業績も思ったほど悪化していません。みずほ証券リサーチ&コンサルティング作製の資料によると、10月28日までに決算発表を行った企業(時価総額ベースの開示率29.3%)の通期営業利益増減予想は30.5%増益と事前予想の27.7%を上回っていますし、好決算発表銘柄に対しては素直に反応しています。

 むろん、増田足からも伺えるように、とても強気になれる状況にはありませんが、FOMCなどの注目イベントを通過することで円ドル相場が反転する可能性も考えられますし、変化に向け「備えよ常に」の姿勢だけには堅持したいところです。

 「こんな時だからこそ」の狙い目として、9月上旬以来の調整波動に一区切りの雰囲気が出ている京浜急行(9006 東1 1000株)はどうでしょうか。ローソク足は10月15日と10月26日に安値750円をマークし、2点底打ち。増田足は3日足が28日にピンク転換し、先読みもピンクとなっています。羽田空港国際化の関連銘柄ですし、取り組みも0.13倍と良好。ただ、増田の6色パターンは「E」のままですし、一定水準のリバウンド後は戻り売りの展開も予想されます。ひとまずは、目先、自律反発取りのイメージで。

 動きに付くなら収益増額修正を契機に戻り波動に弾みがついた三菱電機(6503 東1 1000株)。週末の上昇で増田6色パターンは「C」から「B」にステップアップ。3本の足はすべて上向きで(オールピンク)、先読みもピンクと戻りを試すシナリオを描くことができます。