[北浜 流一郎先生の株式コラム 08月05日号] | ブー子のブログ

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8月相場、25日移動平均線の上で意外に頑強。
2種類の強い銘柄群。

 日経平均株価の下値固めが続いています。いま同平均株価にとって課題となっているのは、25日移動平均線価格を維持できるかどうか。
 それは5日の引け時点では9480円です。そして日経平均の終値は9653円。いまのところは25日移動平均線の上側で推移していることになります。

 しかも、いまのところ7営業日それをキープしています。トレンド自体がまだ下向いている状況でこんなふうに株価が10日近くも移動平均線を上側で推移するのは、意味があります。相場の腰が弱ければ、2、3日で割り込んでしまうことが多いからです。

 ところがいまは下向きにかなり頑強。今週末に米国で雇用統計の発表が控えている中で割り込んでいないのは評価できます。

 それに為替も一時85円台に突入したほど。東京市場の大敵である為替が85円台ともなると、25日移動平均線を割り込んでもおかしくないのですが、いまのところは前述したようにそうなっていません。

 これには次の3つの要因があります。

(1)米国市場が堅調に推移している
(2)日本企業の4~6月期決算の発表で、収益好調ぶりが明らかになった。
(3)欧州財政危機問題が小康状態にある。

 ただ、気がかり材料はいまなお多く、市場が簡単に上向かないのはもちろんです。特に足を引っ張る恐れがあるのは、信用取引の信用買い残。その多さです。

 日々好決算が明らかになるにしては株価の反発力が弱いのは、ここに原因があるといえます。4月までは信用売り残の多い銘柄が多かったのに、いまは買い残の重荷を抱える銘柄が圧倒的に多くなっています。

 正直これでは株価は上がりにくい。こう見ざるを得ません。少し上がるとすぐに信用買いの負担から逃れようする売りが出てしまうからです。

 こんな状況を打ち破るには何が必要か。

(1)信用買い残の少ない銘柄に着目
(2)業績上方修正銘柄に着目

 これを心がけます。8月相場は過去のデータを見ると上昇34回、下落28回、変わらずが1回となっていることと考え合わせると、上述の条件を満たす銘柄の安全度が高くなります。

 さて、注目銘柄。まずは三洋化成工業(4471 東1 1000株)です。この会社は界面活性剤、高吸水性樹脂の大手、草分け的企業として知られています。それだけに技術力、信頼性高く、需要も堅調に伸び続けています。
 株価はそれを素直に評価、高値圏にあるものの、界面活性剤需要は、当面拡大はあっても縮小は考えられません。株価も続伸が見込めます。

 似たような社名ですが、積水化成品株(4228 東1 1000株)も魅力的です。この会社の主力製品は、発泡スチロールです。同製品で国内首位です。
 発砲スチロール需要は、自動車部品、電子部品、家電などの販売増に連動する形で上向き続けています。それらを安全に運搬するには発泡スチロールが欠かせないからで、前述の界面活性剤同様、発泡スチロール需要も当面伸び続けるでしょう。株価もそれに連動する動きに。

 最後にオーソドックス銘柄の中から本田技研(7267 東1 100株)を。この会社は7月30日に11年3月期の連結営業利益予想を前年比23.7%増の4500億円に増額修正しました。従来予想は4000億円だったので、500億円も上方修正されたことになります。
 株価はそれを好感、次第に水準を高めていますが、下げるところがあります。そこで投資しておく。この作戦がお勧めです。