新興3市場はリーマン・ショック直前の水準を上回る!
先週末(4月23日)の日経平均株価は1万0914円46銭、TOPIXは978.20ポイント、日経ジャスダック平均は1338.87ポイント、東証マザーズ指数は497.13ポイント、大証ヘラクレス指数は720.76ポイントです。
そんな分かりきっているデータを仰々しく・・・・といわれそうですが、リーマン・ショック直前(2008年9月12日)の水準と比較するために、あえて列記したのです。すなわち、日経平均株価は1万2214円76銭、TOPIXは1177.20ポイントです。両指数ともに、現在値はリーマン・ショック直前の水準を大幅に下回っています。
しかし、新興3市場は違います。リーマン・ショック直前の水準は日経ジャスダック平均が1332.76ポイント、東証マザーズ指数が437.16ポイント、大証ヘラクレス指数が、700.19ポイントです。そう、すでに、金融危機直前の水準を上回っています。これは金融危機が克服され、景気が予想を上回るペースで回復していることの何よりの“証拠”ではありませんか。
筆者はリーマン・ショックが日本経済を直撃したのは日本の主力企業の多くが採用しているグローバルリンク生産体制(国内工場が海外工場の生産支援を行なうとともに、需給の調整弁の役目を担う)にあった、と考えています。
実際、輸出金額は2007年度が85兆円、2008年度が72兆円、2009年度が59兆円と急減しました。国内工場は世界需要の減少分以上に減産したのです。結果的に、これが非社員の大量解雇につながり、“派遣村”など社会問題化したのは報じられている通りです。
ですが、ここにきて様相は一変しています。月次ベースの輸出金額は昨年12月に前年同月比12.0%増と、プラスに転じて以来、今年1月が同40.9%増、2月が同45.3%増、3月が43.5%増(6兆円強→年率72兆円)と劇的に改善しています。
これは生産の増加を意味し、雇用・消費の回復につながるでしょう。すでに、その兆候がみえ始めています。つれて、企業業績はV字型の浮上に転じる見通しにあり、日経平均株価の1株利益は2008年度が赤字(実績)、2009年度が336円、2010年度が336円、2010年度が764円、2011年度が917円予想と、急増します。
従って、現状では32~33倍の予想PERは2011年度ベースでは11~12倍まで低下します。すなわち、日本株の割高感は完全にふっしょくされるのです。
ロングスタンスの外国人はこの点に注目しています。外国人の買いは主軸株だけではなく、“小物”にも入っています。スパークス・アセットが大量取得しているSBSホールディングス(2384 JQ 1株)が好例でしょう。
スタートトゥディ(3092 マザーズ 1株)は、昨年来、何度となく取り上げてきた銘柄ですが、4月8日に20万7000円の高値をつけたあと、高値もみ合いを続けています。ここは押し目買いのチャンスと判断します。
ネット通販の「ZOZO TOWN」を運営しています。取り扱っているブランドは1000を超えます。創業者の前澤友作社長は元ミュージシャンです。メジャー活動の経験を有しています。しかし、現在は会社経営に専念しています。
ちなみに、「ZOZO TOWN」とは想像と想像の行きかう街―という意味です。名称には元ミュージシャンの感性と若さ(前澤社長は34歳)が反映されています。
一方、業績は好調に推移しています。2009年3月期の連結経常利益は22億2000万円でしたが、2010年3月期は31億円強を確保できたもようです。39.0%増です。
2011年3月期については「41億円」がコンセンサスになっています。ですが、2012年3月期について、会社側は「取り扱い高1000億円、経常利益100億円」を目標にしており、「ほぼメドが立っている」とコメントしている状況をベースに考えますと、41億円予想は低すぎるのではないでしょうか。
いずれにせよ、大幅増益が続くでしょう。連結1株利益は早い段階に1万円前後に達すると予測されます。プログラミングを社長が行なうなど、機動性もあります。次の目標値は30万円がらみとなります。
