[北浜 流一郎先生の株式コラム 3月25日号] | ブー子のブログ

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損したらどうしよう、と思ったら、やめればいい。
それはやりたくないことだから。

損してもいい、と思ったら、やればいい。
それはやりたいことだから。

米国経済復活はムリ、なんて話を信じていませんか。いますぐ考え直しを。


 日経平均株価は10800円台に乗ったところで揉み合いを続けています。節目に届くと利益確定売りが出やすいのは当然で、特に珍しいことではありませんが、8営業日も続くとややうんざりといったところです。
 それに残念なのは、米国市場でNYダウ、NASDAQともに年初来高値を更新しているのに対し、東京市場はまだそれを果たしていないことです。
 では東京市場の回復力は弱いのか。実はそうではありません。2月の安値からNASDAQ市場はすでに14%ほど上昇しています。NYダウは10%です。では、東京市場は? 同じく10%です。つまり東京市場はNY市場と似たようなペースで回復していることになります。
 それではなぜ東京市場は年初来高値を更新出来ていないのか。年初から1月15日にかけての上昇ピッチが早く、しかも水準も高くなってしまったからです。

 つまり現在の回復力が弱いのではなく、大発会から1月半ばにかけての上昇力が強過ぎた。こういうことになります。
 いまはこのような現実をしっかり踏まえて投資したいところ。いたずらに悲観的にならないようにすることが大事です。前回も書きましたように、「潮目」の変化。いまはこの点から目を離さないようにしたいものです。財務省がこのほど発表した2月の貿易統計速報もその重要性を保証する内容でした。貿易収支は6510億円の黒字、それも11カ月連続で、前年比は実に818.8%増加していました。要するに8倍強です。
 その最大要因は、米国向け輸出が前年比50.4%増加したことです。悪化が続いているはずの米国向けが、1月から増加に転じているのです。アメリカ経済はもう駄目だ、輸出もなかなか回復しない。専門家の中にもこう主張する人がいますが、事実に反しているのです。
 上記のことで明らかなのは、米国経済が回復に向かいつつあるとともに、日本製品の輸入を増やしていること。これになり、東京市場は今後この点に着目した動きが強まるでしょう。昨年は中国経済の復活に支えられましたが、今年は米国経済のそれが便りになる。これが基本的な流れであり、それに波長を合わせて行くようにしたいものです。

 で、注目したいのは、まずはミネベア(6479 東1 1000株)です。ボールベアリングに代表される極小ベアリングで世界首位のメーカーです。ハードディスクドライブ用需要が好調に推移しています。日米ともにパソコン需要が上向いているからで、ミネベアはその恩恵をフルに受けることになります。株価は高値圏ながら、一服後戻り高値更新が見込めます。

 プリント配線板用レジストインキで首位の太陽インキ製造株(4626 東1 100株)も現在の揉み合い状況でシフトしておきたい銘柄です。海外展開力に優れる企業だけに、韓国、中国での需要拡大が続いています。インキ株は総じて地味な動きですが、その分安全度も高い点で魅力的です。

 最後にリスク度の高い銘柄を。ジャスダック銘柄のポラテクノ(4239 JQ 100株)です。液晶用偏光フィルムに強い会社ですが、3D用メガネを製造しているのです。この点へ着眼した買いが入り人気化中のためリスクは高いのですが、一段高の可能性ありです。


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