[杉村 富生先生の株式コラム 3月15日号] | ブー子のブログ

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[杉村 富生先生の株式コラム 3月15日号]

第一生命の上場はマーケットの“起爆剤”になるか

 第一生命保険(8750 1株)が4月1日、東証1部市場に上場します。NTT(9432 東1 1株)、NTTドコモ(9437 東1 1株)、に次ぐ“大物”の登場です。株主数は現時点で約150万人、これまでの国内上場企業の最多株主数のNTT(101万人)を大幅に上回ります。

 上場時の発行株式数は1000万株です。このうち、約290万株を保険契約者に割り当て、710万6170株(国内460万9535株、海外249万6635株)を売り出します。オーバーアロットメントによる追加売り出しは上限10万株です。

 国内売り出し分のうち、211万株は安定保有先としてみずほコーポレート銀行、損害保険ジャパン(8755 東1 1000株)、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、野村ホールディングス(8604 東1 100株)、みずほ銀行、りそな銀行など38社に売却されます。

 主幹事証券は野村證券、みずほ証券、メリルリンチ日本証券です。公募(売り出し)価格は3月19日に決定されます。恐らく、仮条件(12万5000~15万5000円)の上限で決まるでしょう。

 この結果、上場時の時価総額は1兆5500億円程度となります。TOPIX(東証株価指数)採用は5月31日からです。現在、TOPIXをベンチマークにしている運用資金は15兆~16兆円ある、といわれています。これをベースに計算すると、ファンドは1100億円程度の買い入れが必要です。

 マーケットでは久々の“大物”登場に、市場活性化の“起爆剤”になる、と期待が高まっています。なにしろ、150万人の株主が誕生するのです。このうち、半数が株式投資は未経験といわれています。

 さて、第一生命保険の将来性はどうでしょうか。「生保の役割は終わっている。もう、成長は期待できない」と酷評する声もあります。一方、「アジアではまだまだ拡大の余地がある。同社はインド、ベトナムなどアジアに強い」と積極的な買いを勧めるアナリストもいます。

 筆者はとりあえず、売り出しは買い!と判断しています。すぐに利食えなくても4月下旬~5月中旬の安いところを買えば十分楽しめる、と考えています。第一生命保険の総資産は30兆円強です。資本金は2102億円です。

 生命保険会社は基本的に過少資本です。相互会社だったということもありますが、これは日本生命、三井生命、住友生命、明治安田生命なども同じでしょう。第一生命保険がうまく成功すればあとに続くところが現われると思います。

 過去のIPOでは常和ホールディングス(3258 東2 100株)、三菱総合研究所(3636 東2 100株)の株価が底練りの状態になっており、「そろそろ」のタイミングといえます。上場時の公募価格は常和ホールディングスが1720円、三菱総合研究所が2200円です。常和ホールディングスはハウステンボス関連の損失を計上、これがアク抜けにつながりそうです。

 メジャー系では引き続いて三菱ケミカルホールディングス(4188 東1 500株)、日野自動車(7205 東1 1000株)、双日(2768 東1 100株)などに注目しています。


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