
29日午前の日経平均先物3月物は反落。前日の大引けに比べ160円安の1万0260円で前場の取引を終えた。前日に上昇した反動や米株式相場の下落を嫌気した売りが出た。外国為替市場で円がユーロに対して一時、1ユーロ=124円台まで上昇したことも嫌気され、日経平均先物の下げ幅は200円を超える場面があった。前場の売買高は3万6056枚と前日午前の4万2544枚を下回った。
朝方は12月の鉱工業生産や失業率などの経済統計が相次いで発表となったが、市場の予想レンジから大きくかけ離れた指標は見られず、相場への影響は限られた。
TOPIX先物3月物も下落。前引けは前日の大引けに比べ9.5ポイント安の905.5、前場の売買高は2万1759枚だった。
日経平均オプション2月物は株式相場の下落を受け、プットが上昇した。権利行使価格1万円や9750円のプットの売買高がそれぞれ4000枚超と膨らんだ。〔NQN〕