いったん立ち止まり、様子見も金融の新規制案が新たな懸念に
順調に上値を追って行くものと見えた東京市場に新たな懸念材料が浮上しました。
オバマ大統領が提唱した①銀行の事業規模制限強化、②リスク投資の抑制―この2つを柱とした新しい金融新規制案に対する懸念です。
もちろん、まだ「案」の段階ですし、金融界の反発からプラン通り規制が実施されるか流動的な部分がありますが、株式市場はビビッドに反応しました。オバマ大統領がこのプランを表明した21日のNY株式は銀行株を中心にダウ平均が200ドル以上の大幅安を記録。ドルが大きく売られ、ヘッジファンドに対する規制強化を嫌って商品市況も軒並み安になりました。
ドル安は東京時間でも止まらず、円は一時昨年12月以来の90円割れ。この結果、22日の日経平均は一時300円を超える下落となり、終値でも昨年12月2日以来、およそ1ヶ月半ぶりに25日移動を割り込んでいます。この日の大陰線で増田足のパターンも微妙なものに変わっています。「未来の窓」を見ると、75日足、25日足はなおピンクが継続しますが3日足は来週半ばまでブルーが続く見通し。ちなみに、21日の先読みでは、22日はピンクと予想していました。これは、増田足の重要なルールの一つですが、先読みに対して反対のパターンが出たときは、その色の方向性(今回はブルーです)が強まる傾向が見られます。
来週は、日本でも昨年第4四半期の決算発表が本格化しますし、日米ともに、中央銀行の政策会議が予定されています。ヘッジファンドに対する規制強化が盛り込まれた今回の規制案を受けて、これまで日本株の上昇を支えてきた外国人投資家の日本株に対する姿勢に変化が見られないかといった部分まで含め、少し立ち止まって周囲の状況を確認する、そんなタイミングに差し掛かっているのではないかと思います。
これまでの流れを見ると、主力株に対し調整ムードが広がると、低位株や、新興市場上場銘柄を含めた小型株に物色の流れが向く傾向が見られます。22日も、日経平均が一時300円を超える暴落商状のなか、東証マザーズ指数は0.28ポイント小幅ながら逆行高を演じていました。
カカクコム(2371 東1 1株)は立派な東証1部上場銘柄ですが、イメージとしては新興系IT関連株の「匂い」がする銘柄。22日も安く始まった後、押し目買いを呼び込み陽線を立てて終わっています。増田足の先読みチャート(「未来の窓」)は3日、25日、75日揃ってピンク継続を予測。消費者の価格志向高まりを受けて収益も順調に推移していますし、来週、仮に全体が調整色を強めた場合、格好の幕間つなぎ対象になるのではないかと思います。
テーマ買いの出来る銘柄では目薬の参天(4536 大1 100株)が雰囲気を出し始めています。増田の3日先読みはピンク継続。25日移動も抜けています。先日のポカポカ陽気で、一部花粉も飛び始めているようですし・・・。