[澤部 潔先生の増田足コラム 12月11日号] | ブー子のブログ

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[澤部 潔先生の増田足コラム 12月11日号]

外国人次第で、もう「ひと山」も
期日到来のGSユアサに注目

7日に付けた1万204円をピークにスピード調整の動きに入っていた東京市場ですが、11日のメジャーSQを転機に、再び吹っ切れた動きを見せ始めています。

11日のSQ値は9982.59円。同日の日経平均は途中まで大台割れの水準でもみ合っていましたが、昼休み中に発表された工業生産など中国11月の経済指標が堅調だったことから後場に入って上げ足を速め、大引けでは大台どころか75日移動をも上回って終わっています。

増田足で見ると3日足はまだブルーのままですが、未来の窓(先読み)では週明けのピンク転換を予測。一方、中期足(25日足)もピンクの増田足継続を予想しています。また、TOPIXの6色パターン推移を見ると、個別銘柄の波動も今回の調整過程ではさほど悪化しておらず、全般は、スンナリと押し目買いパターンに復帰できるものと考えられます。

需給面では外国人の売買動向に大きな変化が出ています。10日に東証から発表された4日で終わる週の主体別動向によると、この週の外国人売買は6081億円の大幅な買い越し。郵政解散が行われた2005年8月2週の6877億円以来の規模に膨らみました。その多くが、遅ればせながら政府・日銀がデフレ克服に本腰を入れ始めたことに触発された売り方の買い戻しと思われますが、それだけでは、なかなかこの水準まで買越額が膨らまないのも事実です。果たして、日経平均が大台に定着しても、外国人の継続買いが見られるかどうか、それによって年末・年始相場のスケール感が読めるようになるのではないかと思います。

日程面では来週は重要スケジュールが目白押しです。皮切りは14日に予定される12月調査の日銀短観。DIの平均予想はマイナス27(9月調査はマイナス33)と3期連続の改善を見込んでいますが、8日に発表された11月の景気ウォッチャー調査」で、直近の景況感を示すDIが算出を開始した2001年以来最大の落ち込みを見せるなど、円高や補正予算の執行停止で、足下の景況感はここにきて急速に悪化しています。短観が予想を大きく下回るようだと、ほのかに見えてきた年末高シナリオに水を差すことになりかねません。一方、17日からは今年最後の日銀政策決定会合が開催されます。日銀は1日の臨時会合で「広い意味での量的緩和」(白川総裁)を決めました。その直後の会合ということで、18日に予定される会見で白川氏が、その後の円や株価推移にどういったコメントを下すか、今後の日銀の動きを推察するうえで大いに注目されます。