水壬さんのヤクザものですが、いわゆるヤクザもの、とはちょっと違うかな?
でも、復讐もの、ともちょっと違うような気もするし、う~ん。


B.B. baddie buddy(ガッシュ文 庫)水壬楓子著 イラスト 周防佑未
【あらすじ】
『裏切ったらー殺していい。』
「そろそろ抱かせろよ」
―鳴神組の双璧と呼ばれる、武闘派の真砂と頭脳派の千郷。
豪放磊落な真砂は、冗談か本気か、折に触れ千郷を口説いてくる。
だが、千郷が身も心も許すのは、八年前、財務省を追われ自暴自棄になっていたところを拾ってくれた先代ただ一人。
先代亡き今、組から抜けようと決めていた。
そんな折、配下にある闇カジノで、八年前に千郷を陥れた元同僚と再会し…。
元財務省官僚の千郷は、友人だと思っていた同僚に嵌められ、自暴自棄になっているところを鳴神組先代に拾われ、愛人になります。
自分を救ってくれた、男気溢れる先代に可愛がられながらも、一から組でのし上がった千郷。
先代が亡くなって二年が経ち、後を継いだ先代の息子の立場も安定した今は、頭脳派らしいシノギで稼ぎながら、組の二枚看板のもう一方である真砂に口説かれる日々です。
そんなある日、千郷がやっているカジノに、千郷を陥れた元同僚がいるのを見つけ、彼の悪癖を知った千郷は、計画的に彼をギャンブル依存症にし、借金まみれにしていきますが。。
う~ん、やっぱり形容のしようがない
元同僚の香村ですが、あまりにもあっけなく千郷の罠にハマっていってしまうので(まぁちょっとしたどんでん返しはありますが)、復讐ものとしてみると、ちょっと歯ごたえがないかも。
逆に極道もの、というには、組の描写が千郷のシノギや組の付き合いと言ったもの、後は先代組長の想い出が中心なので、あまり極道ものな印象は強くありませんでした。
なんといっても、二枚看板の真砂は千郷を口説きまくっていて、キャラには千住の組長さんの香りがほんのり漂っちゃっているんです(^^;)
しかも、千郷のキャラにもちょっと遙の香りがする気がする。。
そうそう、お名前だけ、千住さん家の組長さんも出て来ます。
あのお方は相変わらずなご様子ですね(笑)
このお話の中で、何より印象的だったのは、今は亡き先代組長でしょうか。
なんでカップリングが先代じゃなかったのか、と思ってしまう存在感を醸し出してます。
おかげで、先代を想う千郷を口説くのが大変そうです。
やっぱり水壬さんて、オヤジ好きなんだなぁ。。
ただ、真砂も組の看板を背負うだけのことはあるところを、最後の方で出してはくるんですが、如何せん最後の決着のつけ方が。。他に方法があったでしょうに(^。^;)と思ってしまいました。
後書きで水壬さんも書かれてましたが、先代がいい男に書かれているだけに(笑)
すごくおもしろかったと言っても、つまらなかったと言っても違う感じで、全体にちょっと中途半端な気がしてしまいましたが、若頭補佐同士がカップルになってしまったこの組、もしかしたらその内、「最凶~」シリーズにもちょこっとお名前とか出てくるかもしれない、という感じですね。
その場合は逆にちょっと楽しく感じるかもしれません。
極道フェア ショートストーリー
(イラストカバーを外した表紙に記載)
「車中にて」
最後、車に載ってからの真砂と千郷の会話を聞いている隆次。
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