重厚なプラドと飛鳥な東京国立 | あるBookwormのつれづれ生活

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東京都美術館にプラド美術展へ。


10年ほど前・・・?にプラド美術館にいったときと

同じイメージの重厚な作品群。


違うのは、やっぱり会場の貧相さ。


率直にかくと東京都美術館はあまり建物が好きではない。


前回、マティスを見にいった時も金魚を見ながら、

天井が高ければなーと。


観覧をしながら歩く動線もあまりよくないので、普通の美術館を

見るより疲れが大きい。


スペースの制限上しょうがないのかもしれないけれど、

あそこで特別展に行くたびにやはり悲しくなる。


エル・グレコのキリストの作品が今回のお気に入り。


目がとても澄んでいて、洋服の赤みと青みがとってもきれいなのだ。


トレドで彼の作品群を見た時にはそんなに深く感動はしなかったのだけれど

今日一番いいと思ったのは彼の作品でした。


せっかく上野まで来たので、今日は東京国立の常設展を見に行きました。


まずは、ホテルオークラガーデンテラスでプレートランチ。


緑がきれいに見えるのですが、シャーベットとスープをはずしたものの

コスパはあまりよくないコース。


ワイン代をいれて3200円くらいで割高感をどうしても感じてしまう。


これを安いと見るか高いと見るかはひとそれぞれと思いますが、

私はちと高いと見ました。


東京国立には特別展の時に来てしまうので、どうしても常設展は

疲れてみていない場合が多いのですが、今回ゆったり法隆寺の宝物を見て感動。


このスケールは写真では伝わらないし、こんなに飛鳥時代の作品を一気に

見れるのは本当にここだけ。


悠久の歴史によいしれる私って感じ。


本館は歴史順に展示してあり、日本美術史の勉強に最高です。


今回も十分に時間がなくあわただしくみてしまったので

また常設展をみにここにこようと思いました。