「人生はもっとニャンとかなる!」 53 積み重ねると、遠くが見える | 日々是本日

日々是本日

bookudakoji の本ブログ

水野敬也・長沼直樹「人生はもっとニャンとかなる!」
53 積み重ねると、遠くが見える

 

 

----------
【エピソード】 豊臣秀吉(戦国時代の武将)

豊臣秀吉が足軽だった頃、他の足軽たちと「どんな望みがあるか」を話した。
「殿様になりたい」、「百万石の国を取りたい」といった望みが多い中、

秀吉は「今より百石多くもらいたい」と答えた。

皆は「なんて夢の小さい奴だ」とバカにしたが、
秀吉は「これは空望みではなく、手の届く望みなのだと言った。

----------

これは豊臣秀吉の話だから説得力があるが、
そうでなければ確かにちっちゃい夢だと思いかねない。

とはいえ着実に成果を出し続けていれば
評価は自然についてくるものである。

また、とりあえず小さな目標を達成すると満足感がある。
これは継続のもとになる。

大切なのは、その時に夢として言ったのが百万石の殿様であろうと、

明日の百石であろうと、現実において小さな成果を積み重ねたかどうかである。


すぐにはなれない百万石の殿様よりも、明日の百石と言った秀吉は、

非常なリアリストだったのではないかと思う。