※このカテゴリでは、海外生活の合間に読んだ本の記録を綴っています。
読書が好きな方も、「ちょっと本を読んでみようかな〜」という方も、気分転換になれば嬉しいです📚
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今回読んだ本
■どんな本
飼い猫ナナの新しい飼い主を探すため、サトルとナナが日本各地を旅する物語。
旅を続けるうちに、なぜサトルがナナを手放そうとしているのか、そしてふたりが過ごしてきた時間が少しずつ明らかになっていきます。
■読んだきっかけ
海外で読まれている日本文学について調べていたときに、『BUTTER』と並んで『旅猫リポート』の名前が挙がっていたので。
『BUTTER』が海外で大きな話題になったことは知っていましたが、「『旅猫リポート』も海外で評価されているんだ!」と、ちょっと意外に感じました。
久しぶりの再読です。
■印象に残ったこと
「旅って何だろう?」そんな問いを投げかけながら、大切な人と過ごすかけがえのない時間の尊さに胸を打たれ、10年ぶりの再読でも涙が止まりませんでした!
■こんな人におすすめ
・大切な人と過ごす時間の尊さを感じたい方
・心温まる物語で、思いきり泣きたい方
・猫と人間の絆を描いた物語が好きな方
■感想
実はこの本、読むのは10年ぶりくらい。
前に読んだときもかなり泣いた記憶があるのですが、今回読み返してみたら……
あれ?こんなに泣く本だったっけ?![]()
と思うくらい、また泣きました。
サトルとナナの旅は、観光地を巡ったり、美味しいものを食べたりする、いわゆる「楽しい旅」とは少し違います。
でも、ナナが旅の思い出を振り返るときに思い出すのは、旅先の有名な場所ではなく、大好きなサトルと一緒に過ごした時間や、そのときに見た景色。
それを読んで、
「旅って、どこへ行ったかより、誰とどんな時間を過ごしたかなんだな」
と、しみじみ思いました。
考えてみれば、私たちが後になって思い出すのも、観光名所の名前より、「あのとき、みんなで笑ったよね」「あのご飯、美味しかったね」みたいな、何気ない時間だったりしますよね。
そして、10年前と今とでは、やっぱり感じ方が違いました。
40代になった今は、毎日の生活に追われて、「いつかやろう」「また今度」と先延ばしにしてしまうことも多い。
だからこそ、大切な人と過ごせる時間って、思っているほど当たり前じゃないのかもしれない」
…そんなことを、この本に改めて教えてもらった気がします。
猫のナナの視点もとても好き。
ちょっと生意気でクスッと笑わせてくれるのに、ときどき人間よりずっと本質を見ている。
泣いたり笑ったりしながら読み終えて、最後には大泣きの中「今ある時間を、もう少し大切にしよう」と思わせてくれる一冊でした。
ラストにかけて涙が止まらないので、本当に注意ですよ!(電車で読むのはおすすめしません!笑)
久しぶりに読んで、本当に良かったと思える本でした。
ちなみに海外では「フィーリングフィクション」として評価されているようですよ。
📚大切な人との時間を、もう一度見つめ直したい方は、これ読んで!
■おすすめ度(★〜★★★★★)
普通の時は星3★★★:速読なし興味があったら読んでね程度
★★★★★
《あらすじ》(紹介文より)
この絆は、恋愛を超える。カギしっぽのナナと心優しい青年サトルの、最後の旅の物語。
野良猫のナナは、瀕死の自分を助けてくれたサトルと暮らし始めた。それから五年が経ち、ある事情からサトルはナナを手離すことに。『僕の猫をもらってくれませんか?』一人と一匹は銀色のワゴンで”最後の旅”に出る。懐かしい人々や美しい風景に出会ううちに明かされる、サトルの秘密とは。永遠の絆を描くロードノベル。
※読書カテゴリ、今後も気ままに更新していく予定ですので、また覗いていただけたら嬉しいです📚
(読んだ本全てではなく、一部の紹介です)
