※このカテゴリでは、海外生活の合間に読んだ本の記録を綴っています。
読書が好きな方も、「ちょっと本を読んでみようかな〜」という方も、気分転換になれば嬉しいです📚
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今回読んだ本
■どんな本
十二国記シリーズのepisode4。
慶(けい)国の王となった陽子と、過酷な境遇に置かれてきた少女・祥瓊(しょうけい)、鈴(すず)の三人が、それぞれの苦しみや葛藤を抱えながら、自分の生き方と向き合っていく物語です。
立場も境遇もまったく違う三人の人生が、やがて一つの運命へと交差していきます。
■読んだきっかけ
かっこいい大河ファンタジー、引き続きおすすめしていきます!
私が十二国記シリーズの中で最も印象的だったシーンが出てきます。
■印象に残ったこと
何と言っても最後のシーンが本当にかっこいいので必見です。
シリーズepisode1で王になった陽子が、迷いながらも王として成長していき、そして最後に発した言葉…それを見逃さないでください!
■こんな人におすすめ
・逆境の中で成長していく人物の物語が好きな方
・立場や環境の違う人々の人生が交差する群像劇が好きな方
・「自分の人生をどう生きるか」を考えさせられる物語が読みたい方
■感想
(以下、ネタバレあり注意!)
十二国記のシリーズを読んでいた10代、特にこの話が好きだったのを覚えています。
好きだった…というか、心に響いたんですよね。
前半、登場するメイン女性キャラ3人の言動にかなりモヤモヤします。
が、下巻に入ってからのそれぞれの成長ぶりがあっぱれ!
そしてラストに向かってたたみかけるようにパズルのピースが噛み合っていく感じが爽快感あります。
陽子が王として悩み、葛藤し、そして成長していく過程が丁寧に描かれていたし、この物語があってこその慶王陽子なのだなと納得できる話でした。
こうやって自分の目で見て、自分で経験して、自分の頭で考えて、そういうことが出来る人こそが人の上に立つ器なのだなとストンと落ちてくる感じがよかったです。
最後、陽子・祥瓊・鈴、3人の隠していた素性が明らかになる時、すごくかっこいいんです。
「実は私は〇〇だ!」←これが見たかった!
さて最後に、何度も読み返したこの本の名言をご紹介して終わろうと思います。
「礼は廃止する。」
ここに至る過程が見えると鳥肌もの!
人は本当に敬うべき相手には、強制されなくても自然と頭を下げるもの。慣習よりも民の尊厳を選んだ、陽子の強い決断が印象に残る言葉。
「誰かがやるのを待つのではなく、自分がやればいい。」
理不尽な状況を変えるためには、自分が動くしかないという決意を感じさせる言葉。
こちら、当時はNHKアニメで放送されていましたが、そのラストの演出ももの凄く良かったのでおすすめです。
📚理不尽な世界で、それでも前に進む物語が読みたいならこれ読んで!
■おすすめ度(★〜★★★★★)
普通の時は星3★★★:速読なし興味があったら読んでね程度
★★★★★
《あらすじ》(紹介文より)
人は、自分の悲しみのために涙する。
陽子(ようこ)は、慶国(けいこく)の王として玉座に就きながらも役割を果たせず、女王ゆえ信頼を得られぬ己に、苦悩していた。
祥瓊(しょうけい)は、芳国(ほうこく)国王である父が簒奪者(さんだつしゃ)に殺され、公主の平穏な暮らしを失くし哭(な)いていた。
そして鈴(すず)は、蓬莱から流され辿り着いた才国(さいこく)で、苦行を強いられ、蔑まれて泣いていた。それぞれの苦難(くるしみ)を負う少女たちは、幸福(しあわせ)を信じて歩き出すのだが──。
王は人々の希望。だから会いにゆく。
景王陽子は街に下り、重税や苦役に喘ぐ民の暮らしを初めて知り、己の不甲斐なさに苦悶した。
一方、祥瓊は、父が弑逆(しいぎゃく)された真相を知らず過ごした自分を恥じ、同じ年頃の娘が王に就いた国を訪ねる。
鈴もまた、華軒(くるま)に轢き殺された友の仇討ちを誓い、慶へ。
だが邂逅(であい)を果たす少女たちの前には民を苦しめる豺虎(けだもの)の影が。──立ち向かう者に希望は訪れるのか。
※読書カテゴリ、今後も気ままに更新していく予定ですので、また覗いていただけたら嬉しいです📚
(読んだ本全てではなく、一部の紹介です)
