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ムン·グクジン、カン·チャンレ 『法医官が斧に当たって死ぬところだった』

オノレ・バルザック 『あら皮』

ふじちか 『スケバンと転校生 1-2』

横山光輝 『三国志14-15』

 

2週間、読んでる最中に手放した小説が多かったため読了とはこれくらい。

それらの話は来週お話しできることを願って(plz)

よくいう並行読書が得意ではないが、

連載中のため次の話を待つとか、

どこか旅行/出張に行く際に持ち歩きやすい本に変えたりして

意図せずするようになっている。

今よりフォーカス出来る一年になることを願って。

しかしよ、読みたい本がどれも500ページを超えちゃうのだ。

これって自分のせいじゃなくね?w

 

まずはムン·グクジン教授の韓国法医学開拓記。

インタビューや飲みでの雑談やら対談形式で気楽に綴った作品。

なにより読みやすい。

重要な学問の定着過程がこのように一人の意志と機知で出来上がったということが

非常に興味深いが、少し苦々しくもある。

ムン教授のBook Autopsyについては実のところあまり関心を持っていなかったが、

最近の活動について言及し、海外の著名人の記録などをもとにして正確な死因を推測し研究しようとする意図がちょっと面白かった。研究にきりがない方。

 

バルザックのあら皮・・フランス人の情緒は実に面白い。

生態系環境もこれと言って悪くないはずなのに、どうしてこんなにも心理的に興味深い人種が出来ているんだ。もしこの文を読む方の中にフランス人がいたら失礼します。

しかしラファエルが自分の身の上の嘆きと自己憐憫に小説の1/3ほどを費やしてるのを見てるとどうも.. フロイトがこの小説を死ぬ前に枕元に置いて読んだといわれているのだが、さぞかし楽しめたもんだろう.. 

あら皮という神秘的物体より自分の欲望を叶え、破滅するまで。

ある意味しょっぱだからハッピーエンドは無理であることが確実であったが

そのタイトルが意図するところと(le peau de chagrin-chagrin:革の他にも悲しみという意 / peau:俗語でいう命 - 訳者の話から)ラファエルの二人の女性のあらわす観念が共にして何と言うか、解釈の余地の豊富で面白い作品だった。

それで、ポーリンはどうなったんですかって言うと。

 

スケバンと転校生 www 

どこかで推薦され読んだが、実は決済しようとしたのではなく、

文字通り「手が滑って」決済をしてしまった.. 

読みたかった作品ではあるので(欲しいリストに入っていた)ああっ!!!と一瞬叫び払い戻しを申し込むかどうか3秒悩んだ末、ダウンロードしそのまま読む。可愛かった。

 

『三国志』2週間読んだ割には進んでいない。精進しまする。