乙一との出逢いはデビュー作「夏と花火と私の死体」。17歳の鮮烈なデビューでした。
私は当時16歳で同年代の作家の誕生に興味を持って読んだことを覚えています。「天帝妖狐」「暗いところで待ち合わせ」あと、角川スニーカーの作品と読んで来ました。著者本人が語っているように、作品は「シナリオ入門」という指南書を読んでそのとおりに作品を作っていたそうです。
こないだのTVでも言ってましたね。映画方面の仕事をしたいとも。
たしかに、どの作品も映像的で読んでいると場面が容易に浮かんでくるんですよね。「暗いところ~」なんてドラマ化、映画化したらかなり面白そう。
難しい部分もありますが。
ということで、ひさびさに乙一の作品を読みました。
6話の短編が収録されている乙一初のハードカバー作品。
第3回本格ミステリ大賞を受賞した作品です。
ずっと読みたかった作品で、年末に購入していました。
まず総評をいうと、かなり文章がうまくなっているということ。
たしかにデビューのころから、読みやすい文章でしたがさらに磨きがかかっている。今までは話の運び方とか設定の面白さばかりに目が奪われていましたが
この作品集はところどころに、はっとさせられるような言葉、文章がたくさんあるんですよね。表紙のナイフに象徴されるような切れ味するどい文章がある。あと、注目すべき点は乙一がはじめてミステリを意識して書いたという点。その辺を踏まえつつ明日は各短編についての感想です。
(今から書こうかと思いましたが、気付いたら3時近い。明日仕事始めなので寝ないとやばいっす^^;)