大阪の国立国際美術館の「エル・グレコ展」に行ってきました | ひつじにっき

ひつじにっき

小説サイトでしたがリニューアルしました。
適当に好きな事書いていきます。ごくまれに。

こちらも事前にチケット購入していたのですが、本日やっと行ってきました。


(エル・グレコ展の詳細はこちら http://www.el-greco.jp/  )

(※ところで、展示会とかは、HPに、紹介に利用できるバナーを設置してほしい・・・)


■動機

実は、正直さっぱり知らない人だったのですが、

私が持っている幻想美術絵画の本に載っている画家さんの一人のハズ、

とにかくポスターから幻想美術絵画(宗教絵画というのかな?)も描く人なんだろうと思って行ってまいりました。

(『本来は見えないもの』『幻想的なもの』を描いている絵、好きなのです。想像力を絵にしてあって楽しい)


ちなみに、ポスターとか見て、

「なんか、縦に長い人物を描く人だなぁ」なんて思って行きました。


■ルート

梅田で用事があったので、梅田から歩いたのですがちょっと遠い。まぁ仕方ない。

20分・・・ぐらい歩くのかなぁ?? 測ってない。


■平日の混み具合

平日だから人がまばらかなと期待したのに、結構人が多い。

とはいえ、もちろん少ないのでしょう。別に人ごみとかではないです。

ただ、1つ1つの絵の前に、確実に3・4人いる感じかな。


この状態なら、土日祝は、もう、ものすごく混んでいそう、と感じました。


■来客の年齢層(感想)

年齢層は、ご老人方が多いですね。ほとんど年代が上の方です。

グループで来られている方が多そうです。お友達同士かな?

稀に大学生カップル。

あと、スーツ着た男性(でも50代ぐらいかな?)も数人いましたね。



■さて本題、絵の感想


いやー、本当に良かったです。


★人物がくっきりハッキリ!

黒と白のコントラストで、ものすごく立体的に見える。

他の絵画と比べられるよう展示してある絵もあり、他の絵画が平面的なのだとそれで分かりました。


★本当にそこに存在して動きそう

解説を読んでなるほどと思ったのが、

絵の全て、人物が『いまにも次の動きをしそうな』『今にもその動作の続きにいきそうな』そんな構図で描かれている。


絵を、『絵』でなく、『現実』を本当に写し取って『絵』というものに格納してしまいたい、(まるでその一瞬を封じ込めたように)、そんな意識と意図を強く持って描きたかったんだろうなぁ。それはこの作家さんの挑戦だったんだろうなぁ。


とか、正直無知ながらに思いました。


★視点の位置を考えられた構図のすごさ

実は、最後の方まで、「人物を縦長に描くのが好きな人なんだな」とか思ってたんですが、

とんでもない! 誤認識、と最後の絵をみてやっと気付いた私。(遅いよ~)

いえ、折々に文章説明はあるのですが、イマイチ良く分かってなかったんです。

最後の絵のあたり、『本来の配置案』(←? 忘れた・・・)という説明の絵があったのですが、それを見てやっと分かった。


宗教画って、上に掲げらる位置に設置される絵が多いのですよね。

実際どの位置からどのように見られるかを考えて、見た時に美しい比率になるよう、人物を縦長にしたり工夫されてる絵だったんですね。

(これは来られる皆さんきっとご存知の事だと思うのですが、私はさっぱり分かってなかった)


試しに、感覚的に『この絵が上にあるとして下から見た場合…』とシュミレーション。

すると、見え方が全く変わる!

『絵』の中に、立体が出現するような雰囲気。

すごい!


ただし、あくまで自己シュミレーション、イメージ結果。

だから、大きい絵なので難しいのだろうけど、せっかくだから『本来の高さ』に設置してあるのもあったらもっと嬉しかったなぁ。


★一番ワクワクした絵

一番「わぁ」と思ったのは、最後の方、『受胎告知』『聖母戴冠』『キリスト降誕』の3点セットの、一番大きい、中心に位置される『聖母戴冠』です。


説明にもありますが、こちらは天井に配される絵だそうです。

つまり、本来は、真下から、天を見上げて見る絵。


その絵は、背景が空なのです。

で、下から見上げた時、実際に、配置されている天井空間(ある意味天上)にその人たちが存在していて、それを下から見上げている…みたいな構図になっている。それを考慮して引き延ばされた絵になっている。


すると、真横から見た時は単なる「縦に長いなぁと思う絵」なんだけど、

下から見ると、

空を背景に、各人物が浮かび上がる、立ちあがっているような気持ちがするのです。


例えるなら、高い天井が透明なアクリル版でできていて、その上にマリアさまたちが実際立っていて(二階部分)、私たちは(一階から)それを見上げて眺めているのです。


(もちろん自己シュミレーションなんですけれど)


かっこいいなぁ。

考えてあるんだなぁ。さすが巨匠なのだなぁ。


★もう一度、流し見しました(ルートが途中で交差しています)

上記の『見る視点』の工夫に最後の最後で気付いたために、戻って再度絵を見直しました。(2回目は早足だけど)

大阪の国立国際美術館の展示ルート、始めに近い部分と、終わりに近い部分が交差するポイントがあります。

なので、全てを逆行することなく、交差ポイントまで行ってショートカットで始めに近いところから見れました。

(このポイント、始めに通った時に気になって覚えていた)


★しかし、気になるのはドクロとケルビム(?)

さてポストカードを買おうかと思ったのですが、

美しさ・優美さと同時にドクロによって死生観をも盛り込まれていて怖くて購入できない。


また、ドクロ無しの絵も、

例えばポスターにもなっている絵、背景に雲みたいな白い丸がいっぱいありますが、

あれら全て、赤子(胎児?)の頭に羽根がはえた状態の天使(たぶん)が描かれているのです。

それが・・・怖い。


私はあまり詳しくないのですが、勝手に『ケルビム(智天使)』と思い、

『ケルビム怖いよぅ・・・生々しいよう、もっと可愛くかいてよぅ』とずっと思ってました。


なお『ケルビム』で合っているのか調べた結果、

『ケルビム』または『セラフィム』の様子。

(天使にも階級があって、セラフィム、ケルビムは上の階級の天使)

(すみません、正直そんなに詳しくない)


参照記事:Yahoo知恵袋「人の顔から翼が生えた天使?なんですか?(画像アリ)」

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1270564777


とりあえず、個人的にはグロイ。

神様を運ぶ、車輪のような姿の天使もいるかと思うのですが、

とにかく、マリア様とか、この小さい『ケルビム(仮)』を踏んでいたりする。

あぅ・・・(;_;)


師匠・・・じゃなかった、巨匠、ちょっとそこオブラートに描いてくださったら良かったのに・・・。

(充分いろいろ考えた結果の表現なのだとしても・・・)

赤子の頭ならまだOKだったかもですが、なんかまだ胎児っぽいんだよぅ。


■さて、「スタンプラリー企画」があるようです。


電車で行こう!美術展 阪神・阪急・大阪市交通局3社局による美術館・博物館スタンプラリー 「アートでつながる三都 ミュージアム・コレクション」

http://www.news2u.net/releases/103556


駅で台紙を入手、上記URLに記載の、各美術館の最寄駅でスタンプを押してから、各美術館でスタンプを押すと粗品進呈ですって。



知らなかった・・・。勘違いして、大阪、京都の美術館のハンコだけもらっちゃったよ。シクシク。

(美術館で知ったから、とりあえず作品目録に押してみてたんだけどね)

まぁ、私の場合は、最寄駅と指定されている駅を使わなかったからどうしようもないけど。。。


神戸にも行きたいので、神戸ではスタンプラリー(?)したいな。


■チラシ

(左:チラシ、チケットなど。 右:チラシを広げて、見上げる気持ちで取ってみた)
エルグレコ展のチラシはすごい。折りたたんであって、広げると迫力☆ 素敵。


おでかけ日記(主に関西)-エルグレコ展のチラシなど  おでかけ日記(主に関西)-エルグレコ展のチラシ(展開)



**

さて、本当はこの後に京都の大エルミタージュにも行ったのですが、そちらは後日UP。

ちなみに、大エルミタージュより、こちらの方が好きでした。

人物の描き方、また、視点の位置を考慮した構図に気付いてより興味深く見れたからかもしれません。