こんにちは。
カラス店長です。
今日は土曜日ですが、あいにくの雨。
お店での売上は見込めませんね。
Amazonだよりの売上になりそうです。
今日から
Ⅱ、店舗の戦略デザイン
について掘り下げてみたいと思います。
最初は
【商品の配置場所】
についてです。
「商品を何処にならべるか?」
この問いは、とても大事です。
しかし、多くの古本屋経営者は
考えきれていません。
店舗で売上が伸びないお店は
自分が売りたい在庫過剰な商品を
目立つ所に陳列します。
時々売れる事もあるかもしれませんが
損をしたくないという気持ちが伝わってきて
客目線で考えると良くありません。
又は、
Amazonで高値が付いている商品を
目立つ所にに陳列します。
この場合、Amazonで
【高値がついている賞品=良い商品】
という単純な考えに落ち入り、
自分で考えるのを放棄しているんですね。
それに対して、
いいお店は目の前にいるお客さんの
目線でつくられています。
店の外には、
お客さんが足を止めたくなる
お得な商品や雑誌を陳列。
お店に入ったら
目に付く良い商品。
奥の方に行けば、
何か良いモノがあるのでは?
という期待感を持たせます。
そして当然大人向けの商品と
子供向けの商品は出来るだけ離す。
落ち着いて本を選びたいサラリーマンは
うるさい子供が近くにいることを嫌いますからね。
ゾーン分けしたいところです。
そして、売上が落ちている商材があれば、
どんどん縮小させ、売上が伸びるものがあれば、
棚を拡張する。
当店では数年前までの
目玉だったゲーム売場が半分くらいになりました。
単行本や少女コミック、ワイドコミックの棚も
減りました。
逆に時代文庫や新書の棚は増えました。
目立つ所にフィギュアを飾るようにしました。
少しづつで良いんです。
だんだん自分の店の話になってしまいました・・・
ただ、古本屋なんですから
100%のお客さん目線で
お店をつくる事は出来ません。
買取でお客さん望む商品が
集まるとは限りませんからね。
そうなると、
お客さん目線を意識しつつ、
お店にある商品とのバランスをとる。
ということが大事になってきます。
まあ、
結局は一言では言えないという事ですね・・・
しかし、
・お店に入る気にさせる
・お店で買う気にさせる
これはやはり陳列でしか表現できません。
お店をデザインする・・・
とても大変ですが、
売上が上がると楽しくなります。
中途半端に大きいお店では大変ですが、
小さなお店であればスグできます。
是非考えてみてください。
明日は「商品の見やすさ」について
書きたいと思います。