超マクロ展望 世界経済の真実 (集英社新書)/水野 和夫


超マクロ展望 世界経済の真実

経済の大潮流を読む
なぜ長期低迷から脱却できないのか?

マクロ経済で今どこにいるのか?
なぜ 日本は低迷し、先進国が低迷し始め、
新興国に勢いが有るのか?
日本が失敗したから 日本が低迷している訳では
ありません。この本を読むと時代の変化だと気付きます。

17世紀社会の仕組みが
中世封建制  →  近代資本制
大きく変わった様に

現在は
近代資本制  →  ????
新しい制度に変わる時代にある。

400年続いた 近代資本制度は
原材料を発展途上国から安く買って
加工品を高く売る。これが出来る国が先進国となる。

いわば 先進国勝利の方程式

それが 今 原材料の高騰により 揺らぎ始めた。

日本の例で説明すると
1994年 原油の年間国入金額は  4.9兆円
2008年 原油の年間購入金額は 27.7兆円
差額 22.8兆円も余分に払わないといけない事に
成っているんです。
その先進国の勝利の方程式が揺らいだらどうなったのか?

原材料高で余分に払わないといけなくなったお金を賃金カット
で穴埋めしているのが現在です。

ブックリッチはこのことで日本経済の低迷感
すなわち働いても報われない どんよりした社会
感覚が出来ていると思っています。
この辺は自分のMBA論文にもっと書いてみたいと思います。

賃金カットで穴埋めしている?本当に?
戦後の経済は景気拡大には賃金が上昇したいのに対し
2002年からの景気拡大では賃金は上がらなくなった。

以前 景気回復 → 所得回復
今  景気回復 → ???? 利益?
   ???? → 所得回復

景気と賃金の因果関係が無くなってしまったんです。
(新興国は働けば報われるので皆仕事を頑張っています。)

詳しくは本の中のグラフを見てほしいですが
アメリカと日本の企業で売上高が1%増えた時に賃金がどれくらい
変化するかが乗っています。

アメリカ 昔 売上1%→賃金1%  今 売上1%→賃金 0.2%
日本   昔 売上1%→賃金1%  今 売上1%→賃金▲0.4%

会社に売上上げろ!って頑張ったら自分の給料が下がった計算になります。
これが日本の実態だそうです。

そして日本以外は金融に走った。アメリカの2001年企業利益の
なんと49%が金融機関です。

どれくらいビジネスが儲けているか?は国の金利を見ると分かる
ビジネスの利潤が高いうちは国の金利も高い
日本の高度成長期もそうでしたよね 金利5%とか 今は中国がそう

何故かというと
ビジネスで利潤が上がらないから低金利でないと誰も借りない
そして 低金利へ まさに今の日本を言い当ててますね

そして 国内が低金利で投資先に成らないから金利の高い新興国
に投資する。このことで国の繁栄が他の国に移って行く

利益が出ない国内で利益の維持をしようとすると自国民からの略取しかない。
日本 賃金カット
アメリカ サブプライムローン
今後は働く人と投資する人の分離が起こるそうです。

私は投資側に早く入りたいです。瀑


超マクロ展望 世界経済の真実 (集英社新書)/水野 和夫