『日本の憑きもの』(吉田禎吾 中公新書)

読了。


副題が「社会人類学的考察」なところからもわかるように、日本における憑きもの信仰をデータをもとに考察している一冊。

ただデータを羅列しているだけではなく、きちんとそこから答えを導き出そうとしている姿勢は非常に読んでいておもしろかったし、納得できるものだった。

ただ、新書というサイズからあまり突っ込んだ考察は避けられていたが正直なとことガチガチの論文とかよりはこれぐらいの方が読みやすい。


憑きもの信仰は日本固有の閉鎖的村落における社会活動の潤滑油としての機能がある、という考え方は自分にとっては慧眼であった。

もう少しこっち関係の本も読んでみたい。


吉田 禎吾
日本の憑きもの―社会人類学的考察