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タイトル通り、オックスフォードで入手した本からイギリスの文化を紹介するという内容だった。
小規模な文化把握に留まるかなと思ったら、結構大づかみにイギリスの文化を掴めた(ような気がした)。チョイスがいいのだろうな。ただし、イギリス文化史といっても18世紀-19世紀に限りますが。

「和本のすすめ」を今同時に読んでいるけれども出版者の努力=機を見る、読者の気持ちを掴む、という点が同じだなぁと当たり前のことを実感した。

覚えておきたいこと
1章
ジェームズ・クリスティ(1730-1803)--今のオークションを作った人

2章

ビートン夫人(1836-65)--『ビートン婦人の家政書』、「英国夫人家庭画報」


3章

エドワード・リア(1812-1888)--『ナンセンスの絵本』の作者。『アメリカ鳥類図譜』の素描が最高峰。


6章

トマス・ウェスト『湖水地方案内』(1778)--イギリスのガイドブックの嚆矢


7章

『自転車百科大全』(1897)--「ヴィクトリア朝後期に出た本でマニア垂涎の的」(p.148)


オックスフォード古書修行―書物が語るイギリス文化史/中島 俊郎
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