コンビニがなくなる日
平野和之
主婦の友新書
ISBN978-4-07-274306-5

コンビニがなくなる日―どうなる?流通最終戦争 (主婦の友新書)/平野 和之

¥820
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<目次>
第一章 「コンビニが消える!?」
第二章 「コンビニのからくりと、その全貌」
第三章 「コンビニ消滅までのカウントダウン」
第四章 「コンビニはコンビニとして生き残れるか?」
第五章 「生き残り戦争に勝つ未来型コンビニ」


本書タイトルに「なくなる日」とありますが、コンビニが無くなることを前提に書いているわけではありませんでした。

「なくなる日」シリーズの一環なので、このようなタイトルになったようです。

本書のテーマはサブタイトルの「どうなる?流通最終戦争」の方が適しています。

コンビニが日本に誕生したのが1970年代。

コンビニは時代に適合するように運営を変化させながら、小売業のなかで成長してきました。

成長の理由には、コンビニが「コンビニエンスストア」=「便利な店」の定義のもとで運営されてきたからです。

小売業というくくりでは、百貨店、スーパー、専門店、個人商店もそれぞれ便利になるように進化してきましたが、最も時代の流れに合ったのが「コンビニ」という形態だったのではないでしょうか。

時代の流れは、経済状況、人々の生活習慣の変化、嗜好の変化によって、刻一刻と変化します。

将来もコンビニがコンビニとして生き残れるかは、誰も分かりません。

小売業はどれも生き残りのために、時代に合わせこんできます。

その時代の流れと、コンビニがどのように対応しているかが、本書で分かります。

短時間でコンビニ業界の一端が理解できますので、一読することをおすすめします。