読む前から「重い」とは
聞いていたから
心して読んだけど
やはり読み応えのある本。
会話文と地の文のバランスが
個人的には凄い好き。
描写も想像しやすいし。
「愛とは相手をゆるす事、相手をいかす事」
主人公の父親の言葉が
印象に残ってる。
これ難しいよ、相当だよ。
浮気しても不倫してもゆるす
…相当肝座ってないと無理ね。
学校のキリ概の授業で
隣人愛とか習ったから
キリスト教的概念は
理解してたつもりだけど
…甘かったね。
この父親の台詞をどう思うかは
勿論人それぞれだけど
少なくとも私は
自分の心の狭さを、汚さを恥じました。
後はそこに
人間の愚かさとか強かさとか
そういうドロドロした汚い部分が
絡み合ってるわけで。
でも読んでて不快にならない、
不思議な感じ。
全体を通して
好きでいることと
愛することの違いは
これかな?って
少し理解できた気がする。
何年か後に読んだら
また捉え方が変わってそう。
author:三浦綾子
publisher:講談社
year:1980/9
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