ハンディキャップとは
ブックメーカーの賭け方には様々な種類があります。
一般的な方法は【Money line(マネーライン)】です。これは単純に賭つチーム(個人)を当てる賭け方です。
ただ、それだとガチガチな本命チーム(個人)の場合、オッズが低くなってしまいます。
これに対して【Handycap(ハンディキャップ)】という賭け方があります。
これは文字通りハンデを与えたうえで勝つチーム(個人)を当てるという賭け方です。
強いチームに対してはマイナスのハンデがあるのでオッズが高くなります。
例えばサッカースペインリーグの【バルセロナ VS アルメリア】で、
バルセロナ -2.5 オッズ1,926
となっていたら、バルセロナに2.5点のマイナスハンディが与えられます。
なぜ半端な数字になってるのか?というと、確実に勝ち負けを区別するためです。
サッカーには2.5点なんてあり得ません。
なので、この場合ではバルセロナが3点差で勝って初めて賭けに勝利するということになります。
2点差の場合、ハンデの2.5点に届かないため、試合ではバルセロナが勝っても賭けでは負けとなります。
今度は反対に、
アルメリア +2.5 オッズ1,926
という賭け方もあります。
この場合、初めからアルメリアに2.5点のプラスハンデが与えられています。
実際には0対2で負けても、2.5点のハンデがあるため賭けでは勝利となります。
つまり2点差までなら試合で負けても賭けでは勝ちとなります。
アービトラージの場合は、必ず片方が勝つことになるので、どちらが勝っても気にすることはないと思います。
しかし、注意しなければならないのは賭けるときです。
実はハンデには1.5、2.5、3.5などいくつか種類があります。
アービトラージでは両方のブックメーカーで同じ点差のハンデを購入しなければ成立しません。
間違えると、どちらのチームが勝っても賭けでは負けるという可能性がでてきます。
必ず同じ条件で両チームを購入しなければいけません!
ちなみにハンディキャップという名称はブックメーカーによって異なることがあります。
Asian Handycap(アジアンハンディキャップ)やSpread(スプレッド)と呼ばれることもあります。
とはいえ、-1.5とか+2.5という数字を見ればハンディキャップだということは想像できるので、あまり気にすることはありません。