ライブベットは後だしジャンケン
ブックメーカーでは試合が始まった後でも賭けることができます。これを【Live Bet(ライブベット)】と呼んでいます。
ライブベットはどこのブックメーカーでも採用してるというわけではありませんが、珍しくもありません。
日本の競馬ではスタート直前で閉め切られてしまいますが、ブックメーカーでは試合開始後も賭けられるんです。
まるで『後だしジャンケン』みたいですね。
試合後は点数と時間帯でオッズが目まぐるしく変化していきます。
試合が完全に一方向試合になると勝ってるチームのオッズが1倍になってしまうので販売が終了してしまいます。
また、最後まで試合がもつれても、試合時間が3/4くらい過ぎた時点で販売終了します。
『後だしジャンケン』とはいえ確実に勝てるわけではありません。
実力があるチームが負けていても最後に大逆転があったりするので注意が必要です。
ライブベットは負け試合をある程度帳消しにするのに非常に便利です。
最近ライブベットを使ったのは、NCAA(アメリカ大学バスケットボール)の試合です。
【Va Commonwealth(ヴァージニア・コモンウェルス) vs Kansas(カンザス)】という対戦がありました。
NCAAは現在トーナメントの佳境にさしかかっていて既にTipsの技は使えないんですが、Kansasはランキング1位のチームなので絶対に負けることはないだろうと甘く見て賭けてしまいました。
ところが第1クオーターからボロボロで41対27で負けていました。
NCAAは20分間を2回で決着がついてしまうため、決定的な点差です。
第2クオーター10分近くが過ぎても点差が縮まる気配なし!
そこで、Va Commonwealthの方にライブベットで賭けることにしました。その画像が下記です。
このブックメーカーではVCU Ramsと書かれてるチームがVa Commonwealthのことです。
2行目の右端の-$800.00が賭け金800ドルのことです。
1行目の+$1120.00が戻ってきた金額です、つまり320ドルの儲けとなります。
さらに残り5分で依然として9点差がついていて「こりゃKansasの勝利はないな」と思い、もう1つのブックメーカーでもライブベットしました。
この1行目が試合前に賭けていたものでkanzasにアンダーラインがついてますね。
kanzasに賭けてるという意味です。オッズ1.118で500ドル賭けて負けたので-500ドルという意味です。
2行目がライブベットです。Va Commonwealthがオッズ1.541で500ドル賭けて270.27ドルの儲けとなります。
本当なら500ドルの損失だったところ、ライブベットのおかげで、結局、
($320 + $270.27) - $500 = $90.27
2つの儲けを足して損失の500ドルを引いても90.27ドルの儲けとなりました。
このようにブックメーカーは日本の競馬やTOTO、FXや株などと異なり、使い方次第で儲け易いものなんです。
そもそも、どちらかのチームが勝つか負けるかしかないですし、スポーツチームなので、強いのか弱いのか、ある程度の情報を持ってます。
ブックメーカーの登録の仕方などは別の記事で紹介します。