アービトラージは100%成功か?
一部のサイトで『アービトラージの成功率は100%』という情報を見た!という人がいます。「本当でしょうか!?」「インチキじゃないのか」など疑問に思ってる人が多いでしょう。
これは半分正解で半分間違ってます!
アービトラージは成功すれば100%勝ちます。賭けが成立した瞬間に勝ちが決まってるので理論的には100%です。
ところが、実際にはいくつかの理由で勝率が下がります。
1.アービのサインに間に合わない
2.本人が賭け方を間違える
3.試合が不成立になる
4.オッズミスでキャンセル
上から可能性の高い順に並んでいます。最も頻繁に起きるのが「1」です。とにかくアービトラージのサインが出てからサインが消えるまでの間が短すぎます!
このため、注文が間に合わないことが多々あります。
19時から27時くらいのヨーロッパが活動する時間帯は特に人気の高い試合ほど目まぐるしくオッズが変化します。
アービトラージはサインが出てから2つのブックメーカーを使って賭け注文をだすので最低でも3分間は欲しいです。
しかし、慣れるまでは3分以内で注文することが難しく、パソコンの前で1時間がんばっても1試合も賭けられなかったなどという話は日常茶飯事です!
慣れるまでは2週間から1か月くらいはかかります。
次に多いのが「2」の注文ミスです。競馬で賭ける馬番を間違えたなんていう人はいますか?それと同じようなものです。アービトラージで多いのは『賭けの種類を間違える』『チームを間違える』といったことだと思います。
別記事で説明しますが、ブックメーカーは【マネーライン】【スプレッド】【ゴールライン】など、いろいろな賭け方があります。これを間違えると失敗です。
また、試合で別のチームを選んで賭けてしまうケースも考えられます。しっかり確認して注文をだしましょう。
次に「3」です。これは特にテニスの試合では注意が必要です。ケガや体調不良で試合を途中棄権することがあります。
試合が不成立になったときの対応はブックメーカーによって異なります。
全セットが全部終わらなければキャンセルのところもあれば、第1セットだけ全部終わっていれば試合が成立するブックメーカーもあります。
仮に片方のブックメーカーだけがキャンセルになると片賭けになってしまいアービトラージが成立しません。
キャンセルされなかった方が勝てば大儲けですが、逆ならお金がパーです。
最後が「4」のオッズミスです。こちらは滅多にありません。
ブックメーカーのオッズ入力者が間違えることが、まれにあります。
例えば下記のように2つのブックメーカーのオッズがあるとします。
■ブックメーカーA
バレンシア (オッズ)1.7
アルメリア (オッズ)10.3
■ブックメーカーB
バレンシア (オッズ)1.6
アルメリア (オッズ)100.5
アルメリアというチームのオッズが、ブックメーカーAは「10.3」なのにブックメーカーBは「100.5」となってます。
これは明らかにケタ間違いだと思われます。
このような極端なオッズの開きがあるとアービトラージが発生しやすくなります。サイン提供サイトや専用ソフトでアービのサインがでると利益率も見れるはずです。
利益率が極端に高い試合は、後でキャンセルされる可能性があるので注文しない方が賢明です。
アービトラージの平均利益率は平均2%程度です。高くても15%くらいです。
差額で儲けるのがアービトラージなので基本的に2ケタの利益率は滅多にないと思っておいた方がいいでしょう。
ということで、結論をいうと、
アービトラージは100%近い成功率があります。
でも、
慣れていないとアービトラージを成立させること自体に無理があります。