吉岡の戯言

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競馬ブック 吉岡記者のオフィシャルブログ

第56回函館2歳Sは、サトノカルナバルが優勝しましたが、函館未経験馬の優勝は、グレード制導入後で初めての快挙でした。堀先生の要望で、遺伝子検査でC.C型(スプリンター~マイル適性が高い)だったこと、レーン騎手の評価などの情報は大量に発信されていましたが、きちんとした報道が迅速にされなかったことがとても残念でなりません。東京芝1400mの新馬戦では、レーン騎手に敢えて遺伝子検査の結果を伝えず、上がってきて開口一番に「スプリンター!」と言った彼のジャッジで確信を持ち、即座に小回りのコーナーの走りに不安はないかどうか、次走で函館2歳Sを使った時の展望を尋ねたそうです。ここからは裏話になりますが、レーン騎手は「(乗れるのなら本当に)乗りたい」と言ったそうです。私は、「では、将来の(スプリントの)G1を勝つ馬が函館2歳Sを使ってきたと解釈してよろしいですか」と聞きました。返答は言わずもがなでしょう。持って生まれた能力を発揮させるための、見事な出走計画だったと思います。