ちょっと大げさな見出しですが、馬券オヤジの戯言ですので、かるく読んでください。
本年の日本ダービーの勝ちタイムは2.26.9秒でケイバブックの推定勝ちタイムが2.23.5秒なので、3.4秒も遅いタイム決着となりました。同じ日の8レース青嵐賞が同じ芝2400㍍で条件が古馬1000万下の競馬でした。その勝ちタイムがケイバブック推定勝ちタイムの2.25.0秒より1.2秒速い2.23.8秒でした。そう考えるとこの日本ダービーは少なくとも2.23秒前半のタイム決着になると想定していました。それが2.26.9秒と非常に遅い、弱い未勝利クラスのタイム決着となってしまいました。この競走はいったい何を競ったのでしょうか。甚だ大きな疑問が残りました。競馬は馬が7割で、騎手が3割とか言いますが、こと今回の日本ダービーは騎手が7割で、馬が3割の競馬でした。競ったのは騎手の判断力が最も大きなものでした。このブログでもよく書きますが、競馬はタイムが全てではありません。そのことは十二分に承知しています。しかしタイム的にある一定の水準を満たす必要性が、
世界に通じる馬作りの観点からはあると思います。
これではペースメーカーが必要となってしまいます。今回でも逃げたのが4着に入線したマイスタイルで、それに騎乗していたのが、今やベテランで実績も大いにある横山典弘氏でした。その騎手が先頭では、その騎手のペース判断での決着となってしまいがちです。今回も例外とならずそのようになりました。勝ったレイデオロは最初12,3番手を進んでいて、道中これではと騎乗していたルメールが、2番手に着け、直線もしっかり伸びて1着となりました。勝ちタイムから判断すると、この時の判断が勝った最大要因と思います。もちろん馬の能力もあってのことですが、如何せん勝ちタイムがが2.26.9秒では何もいえません。このような競馬は世界に通じる強い馬作りの観点からは逆行することだと思います。このことを競馬サークル全体で考えなければいけないのではないでしょうか。一介の馬券オヤジの戯言です。私のように考えておられる方もいるではと思い、遅ればせながら書きました。
それでは皆さん GOOD LUCK(TY)