少し遅くなりましたが、オークス回顧します。レースの前後半3Fタイムが37.1秒ー34.1秒と戦前に考えていたタイムでした。3秒後半3Fが前半3Fに比べて速い、上がり勝負の競馬となりました。これは最も今でのオークスで多い前後半3Fタイムパターンです。例外的なパターンではありません。そうなると1,2着馬は、4角を少なくとも6番手以内が必須条件となります。今回でも3,4,5着馬は4角をそれぞれ12,12,11番手で回っています。それでもとんでもない後半3Fタイムを出せる馬、いいかえれば出走他馬と比べて明らかに能力が抜けていて、なおかつ驚異的な上がりを出せる馬となります。そんな馬は滅多に居ません。1着馬のソウルスターリング前後半3Fが37.4-34.1で2着馬が37.7-34.1と上がり3Fタイムは同じです。ようは4角の位置取りでも分かるように、2番手で回った馬が1着、5番手で回った馬が2着です。道中の位置取り、言い換えれば前半の位置どりの差です。使える上がりの脚はほんんど変らず、道中の位置取りが前の馬がより上位入線するとなります。3着、4着馬は後半3Fがともに33.9秒とメンバー最速です。しかし1,2着馬と比べて0.2秒しか速くなく、道中おかれた分、差し届かずです。このようにいかに前目で脚を溜めるか、これが上位入線できるか出来ないかの条件となります。逃げていたフローレスマジックの前後半3Fが37.1-35.0で6着でした。この馬としては前半37.1秒が速すぎたとなります。後半3Fがかかり過ぎです。レースにおける各馬のタイムからはそのようなことがわかります。ではどのような馬がオークス馬となるか、それはズバリ
真っ直ぐ走れる馬です。
直線向いて、道中での筋肉疲労が限界に近づくと、脚の力のバランスが悪い馬は、左右どちらかに、どうしても寄れます。その状態でも脚力のバランスのよい馬は真っ直ぐ走れます。ようは距離が向、向かないではなく、いかに常々真っ直ぐ、最後の直線を走っているか、そのことが勝ち馬となる最大条件です。ことオークスは例年そのように感じています。来年はこの1点で勝ち馬考察してみようと考えています。
それでは 皆さん GOOD LUCK(TY)