今さらサトノダイヤモンドの敗因(天皇賞春) | 競馬ブック CPU泣き笑い 

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 競馬は勝った馬が強く、負けた馬が弱いです。戦前に強いと思われていた馬が負けるのが競馬です。サトノダイヤモンドはキタサンブラックには負けても、2着は確保するものと、ほとんどの人が考えていました。(キタサンーサトノの馬連が2.5倍)それが3着となりました。枠は15番枠と外枠でしたが、何が原因だったのでしょう。ここで検証します。

 レース分析の基本であるレースラップを示すと

12.9-11.5-11.2-11.3-11.4-11.6ー11.6-13.0-12.5-12.7-12.6-12..5-12.2-11.6-11.7-12.2 

となっています。レース前半3Fが35.6で上がり3Fが35.5のレースでした。3200㍍としては前半は超ハイペースです。にもかかわらず上がりもそれなりに速いタイムでした。このレースラップは大きく引き離しての逃げを打っていたヤマカツライデンのもですが、離れた2番手を進んでいたキタサンブラックでも前半3Fが36.3と速いものでした。そして中間の7F過ぎより13.0-12.5-12.7-12.6と少しペースは緩みましたが、それはヤマカツライデンのペースが緩んだだけで、キタサンブラック以下はそれほど緩んでいませんでした。レースとしては日本競馬では稀な長距離の平均的に速いペースのレースでした。

 こうなると直線ヨーイドンの日本競馬の申し子サトノダイヤモンドにとっては辛い競馬となりました。サトノダイヤモンドは、自分より前の馬が加減速を繰り返し、もう一瞬の脚が使えない状態となれば、天下一品の差し脚を発揮します。そうした意味では、自分より前に位置する馬のペースを乱す何らかの方法が必要な馬と考えられます。今回でもキタサンブラックのペースを乱す馬が居たならば、違う結果となっていたかも分かりません。私はこのように敗因を分析しました。今後のサトノダイヤモンドのレースに注目です。

 

それでは皆さん   GOOD   LUCK(TY)