有馬記念回顧と本年の総括(CPU予想) | 競馬ブック CPU泣き笑い 

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競馬ブックのコンピュータ予想担当者が活用法などを伝授!

 いゃー最後の最後に日本ケイバになってしまいました。菊花賞、JCと本当に世界に通じるようなレース内容でしたが、今回の有馬はわが国の芝競馬の特色である前半が超スローの上がりだけの競馬となってしまいました。日本競馬もペースメーカーを走らせる必要性を痛感させられるレースとなりました。自転車競技でケイリンが種目名としてありますが、それに準えるとケイバなる種目となってしまいました。勝ちタイム2:35:3は我社推定タイムより3.8秒遅いタイムです。またこの日の7Rに1000万下の特別として有馬と同じ芝2500の競馬がありました。その勝ちタイムが2:33:8でオープン競走の有馬より1.4秒速いものでした。したがってこの日の馬場が例え良馬場でも重い馬場ではなく、通常の良馬場であったことが証明されています。レースラップを見てみると、道中13.6-13.2-13.0と続く(約5F目ぐらいから)箇所があります。ほんとうにオープン競走ではほとんどあり得ないラップです。競馬は勝ちタイム(走破タイム)を競うものではありません。そのことは十二分に承知しています。しかしあまりにも遅いと、レースとしての価値は落ちます。(もちろん勝馬及び上位入線馬の価値は有馬とゆう大レースでのものですので、それ相応の価値はあります。)世界に通じる強い馬作りの観点からのレース内容としては、いささか不満の残るものでした。先にも書きましたが、勝ったジェンティルドンナの価値は、レース内容とは別に落ちるものではありません。素晴らしい勝利です。

CPU予想の一年(2014年)を振り返ってみると、けっしてよく当たったとは言いがたいものです。(西69.2%、東67.4%の回収率)本年の前半部では、高額配当となる100倍以上の配当のものはほとんどなく、苦しいものでした。当たるレース数も多くないといけませんが、馬連と比べて配当金が高い馬単では、高額配当をいかに当てるかが、回収率を高める方法です。数も高額も当てないと回収率は高いものとはなりません。数を狙うと低配当(人気)のものとなり、大きいところを狙うとどうしても数は減ります。CPU予想で高配当を狙うといっても、あくまで過去のパフォーマンスをコンピュータ分析したものなので、作為的には出来ません。やれるとしたら、連番の取りかたを替えるぐらいです。具体的には◎△か▲二重△か◎△2番手をとるなどです。これも○△とか▲△などはいささか無理があります。来年はその時々で傾向を的確に把握してやる所存です。(もちろん基本の分析項目精度を上げることも重要です。)2015年はCPU予想にとって良い年となりますように。


それでは皆さん   GOOD  LUCK(TY)