初戦2着でそれ以後4連勝で迎えたミッキーアイルが何とか粘り1着となりました。走破タイムが1.33.2秒で9Rの古馬1600万下が1.32.8と比べても0.4秒遅いタイムでした。タイム的には少し遅いタイム決着となりました。(我社推定タイムが1.32.5秒)。これがミッキーアイルの勝因の大きな要因であったと思います。それがなんとか粘れた原因です。その原因は前半3Fが34.6秒と遅く。また中盤の400㍍からのハロンタイム(レース)が11.6-12.0-11.8とこのクラスとしては非常に遅いタイムで推移しました。逃げていたミッキーアイルがここで一息も2息もつけたことになります。そして直線これはもう直線ヨーイドンの競馬となりました。そして十二分に余力があったミッキーアイルが上がり34.8秒でまとめ、なんとか1着となりました。2着馬よりの着差が、クビ、ハナ、クビ、ハナ、クビと6着までほとんど差のないゴール決着となりました。2着馬以降の前半3F後半3F、その合計は2着馬(35.9-33.7、合計69.6)3着馬(35.8-33.7、合計69.5)4着馬(36.2-33.2、合計69.4)5着馬(34.8-34.7、合計69.5)6着馬(35.3-34.3、合計69.6)でした。5着馬のホウライアキコはミッキーアイルと同様に前中盤で前目(2番手)につけて粘りこみ。その他は前半ひかえて直線にかける競馬レースをしました。そして1,2番手につけた1着ミッキーアイルと5着ホウライアキコのみが前目につけた馬では好走し、好位マークの馬は総くずれ。前半は後方に位置して徐々に押し上げ直線にかけた馬が2、3、4着となりました。レース結果からは逃げた馬がよく粘り、好位マーク組みは総崩れ。後方組みにまた好走馬が数頭。そのような競馬となりました。特に4着のロサギガンティアは4角で18番手で最速の上がり33.2秒を出して4着となりました。おそらくこの馬としてはこれ以上のタイムで上がることは不可能だと思います。前走の皐月賞までは、どちらかといえば前目につけていましたが、それでは追い負けるとなり、作戦変更となったのかもわかりません。しかし1升枡は1升枡です。前半遅い分と同等分が後半速くなるだけで、より速くなることはありません。(この馬の前後半3F合計は69.4秒)一着馬のミッキーアイルの前半3F後半3F合計も同じ69.4秒です。中間の2Fがすこしミッキーアイルが速く、それが勝利につながりました。よって勝ったミッキーアイルが、レース中、非常に効率よく走り、着差以上に強い、巧い競馬をしたことになります。ほんとうのレース巧者です。
それでは皆さん GOOD LUCK(TY)