藤本篤志 新潮新書 680円
営業成績の悪さはの原因は、営業マンの能力ではない。営業件数が多ければ多いほど成約の可能性は高くなる。つまり「成約件数/営業件数」とするならば分母を大きくすることに注力すべき、ということである。営業成績改善のためには、営業マンの稼動状況を改革する必要がある。筆者の提唱する方程式「営業結果=営業能力×営業量(営業時間-怠慢時間)」を用いて表現するならば、営業量を増やすことは、無駄な時間を省くことであり、それが即効薬なのである。営業能力を磨くことは、難しいことで、無駄に終わることが多い。営業研修などに担当者を派遣したところで、成果など上がらない。個々の能力も簡単に上がるものではない。営業量を増やすことの重要性を再認識し、カリスマ営業マンの獲得などという幻想から脱却するべきである。本書の主旨はこの1点に集約されているといっても過言ではない。この点を再認識するためには一読の価値はあるが、それ以上の内容はない。
★★★☆☆