米澤 穂信
夏期限定トロピカルパフェ事件 ←詳細はこちらをクリック(購入も可)

米澤 穂信

春期限定いちごタルト事件 ←詳細はこちらをクリック(購入も可)

小市民たることを目指す小鳩君と小佐内さん。この夏の運命を左右するのと彼女が見せたのは『小佐内スイーツセレクション・夏』と題された地図だった…。

シリーズ二冊目。楽しみにしていた本作は、期待通りに面白かったです。いろいろネタにふれそうなので細かくは言えませんけど…。連作短編だと思って読んでいたら、実は長編作品でしたしね。ともかくいろんな意味での裏切られた感もしくは騙された感があります。しかもラストは続きが気になる状態です。もともと小佐内さん自身が気になって仕方ないですし。『秋期限定~』が出るのが早くも待ち遠しいです。

さて小市民を目指す二人なんですけど、彼らの目指す小市民がなんとも淋しい物に感じてきましたし、彼らも気が付いているようです。表面だけの付き合いしかしない友人は、それなりの関係でしかなく、何かを頼めるのは昔馴染みの健吾しかいない。 失敗に対し臆病になるのも判るけど、やはり淋しいものではないですか。このあたりの展開も楽しみです。

樋口 有介
彼女はたぶん魔法を使う ←詳細はこちらをクリック(購入も可)

元刑事でフリーライターの柚木草平は、私立探偵も行なう。そんな彼にもち込まれたのは、女子大生轢き逃げ事件。車種も年式も判明し、簡単とみなされていたのに、一ヶ月しても車も犯人も発見されていないという…。

このシリーズの『初恋よ、さよならのキスをしよう』を本屋で見かけ、タイトルも素敵なので読み始めましたが…ちょっとびっくり。いや~ハードボイルド系(?)の話とは思わなかったです。いや、面白かったんですけどね。

いい女が絡んだ事件には闘志が湧くタイプの探偵、事件関係の女性に対しても口説き系というかキザな言い回しです。でもけれがイヤな感じでないところはいいんですけど、でもこれといって魅力的とも思えない柚木ですが、これが何故かもてる…。不思議だ…。

そんな主人公を見ているうちに物語は進んで行きます。謎解きという感じではかなったのですが、思わぬ展開もあるし、また物語の閉め方がとってもこの後どうするの的でいいですね。

柚木と女性達のやり取りを楽しむ作品かな~。

スクーリングパッド「ビンタ本」編集制作チーム, 黒崎 輝男
ビンタ本―IID世田谷ものづくり学校スクーリング・パッドの挑戦
↑詳細はこちらをクリック(購入も可)

「ビンタ本」というタイトルには「ビンタをされたことのない世代に
“言葉のビンタ”と“考えることの面白さ”を伝えたい」という黒崎輝男氏メッセージが込められています。
どこを開いても「ビンタ的な」メッセージが目に飛び込んでくるように構成を工夫し、カバーを外して持ち歩くことを想定して紙や質感にもこだわりました。スクーリング・パッドで繰り広げられている

どんなに刺激的な遊びや恋愛も、いい仕事にはかなわない。
「どう生きるか」とは結局、「どう仕事するか」ってことなんだ。
世田谷ものづくり学校。ここに集まった、一流の仕事人たち。
デザイン、レストラン、映画。
そのフィールドは異なれど、彼らの口から語られる言葉はどれも
まっすぐで、強い。
逃げ道ばかり探してたって、何ひとつはじまらない。
目を覚ませ!いい仕事こそ、いい人生だ。

ぺんたぶ
腐女子彼女。 ←詳細はこちらをクリック(購入も可)

お久しぶりの更新です☆

ネットで人気のブログが本になります!!!

12月8日発売!!!!!

私もオススメのブログサイトなんです!!!

その名も腐女子彼女


二個年上の彼女・・・腐女子でした☆

腐女子な彼女を持つ男の、戦いの記録


見た目は美人系、実は腐女子(しかもかなりの!!)Y子と、
いたって普通の大学生だった僕の日常。
彼女のオタクな趣味に振り回されながら、
日々戦い、翻弄され、時にラブラブな僕の人生は、
いったいどこに向かっているのか……。
オタク女子と非オタク男子の恋愛ノンフィクション。


腐女子とは?っていう方に


腐女子の定義・・・



腐女子とは、ホモセクシャルを扱った小説や漫画を好む趣味を持った女子を指す言葉であったが、腐女子の呼称を広く定義して使う人が増えてきている。






有川 浩
レインツリーの国 ←詳細はこちらをクリック(購入も可)

中学生の頃に読んだ思い出の本。10年経ってあのラストを他の人がどう受けとめたのかが知りたくネットで検索し、たどりついたのが「レインツリーの国」というブログだった。そして思いのままメールを書いた。それが始まりだった…。

『図書館内乱』で一つのポイントとなった物語が、現実に本となりました。先に『図書館内乱』を読んでいるととある事情が判っているので、この話を先に読んで頂いた方が両作ともより楽しめそう。

本に対する想いから相手に対する興味…そしてと繋がる恋愛小説。思い出の本との重ね方、メールのやりとりがとても印象的です。メールだからこそ物語は力をもったように思います。メールというか文字だけで伝えるというのは難しいですよね。それ故相手を思い、言葉を選びそうやって作り上げたメールでの会話が心に響くのは当然かもしれません。

そして彼女の事情。認識が新たになります。このテーマ、メッセージだけでも読んでよかったと思ってます。 

乙一
銃とチョコレート ←詳細はこちらをクリック(購入も可)

富豪の家から金貨や宝石が盗む怪盗ゴディバに対する探偵ロイズは子どもたちのヒーローである。ロイズに憧れる少年リンツは、父の形見の聖書の中から手書きの地図を見つけ、この地図が怪盗ゴディバのものと確信し、ロイズに手紙を出した…。

ミステリーランドシリーズ。怪盗対名探偵の冒険活劇物と思ったら、さすが乙一!

人間の嫌な部分、ダークさがしっかり出てきて、ビターな味の物語となっています。さらに挿し絵がダークな感じを増してますし…。ある意味、子供向けでこんなのいいのか?と思ったりもするんですけど。なんかトラウマになりそうな気がします。

でも物事は一つの方向から見る物ではないということを学ぶかもしれませんし、どん底から希望を見つけてくれるといいなと思ったりもします。

そうそう、主人公が移民ということでさりげく移民というより差別問題とかにも触れています。決して押し付けがましくないけど、でも考える起点になるのでは・・・

福山 リョウコ
悩殺ジャンキー 7 (7) ←詳細はこちらをクリック(購入も可)

本日発売☆8巻!!!

画像は7巻なんですけどね・・・


可愛らしい絵柄とドトーの勢いで
一気に読ませます。
ギャグもいちいち面白い。
で、突然ほろりとさせられる。
緩急がすごく気持ちいい。

スタイル抜群なのに
カメラの前だと超恐ろしい
極悪面になってしまい、
歩いてるだけで補導されちゃう
主人公那伽(ナカ)と、

すんげーカワイイ悩殺スマイルを武器に
一気に人気モデルに駆け上がった、
実は肛門科通いな上に○○○の
美少女モデル海(ウミ)。
この絶妙なコンビに、
ウミの正体に勘付いたと思われる
高校生カメラマンが絡んできて
「これからどうなる!?」と
期待させる終わり方です。

読み終わって「あー面白かった!」
と爽快な気分になれる漫画です!



五十嵐 貴久
パパとムスメの7日間 ←詳細はこちらをクリック(購入も可)

親子の会話がなくなって久しい今時の女子高校生とサラリーマン。

それが大地震をキッカケに人格が入れ替わった…。

人格が入れ替わる系の話はよくあるし、展開も読めますのでそんなにハラハラもしなかったのですが、でも微笑ましくテンポもよく面白かったです。例えば念願の初デート、でも中身が入れ替わった2人がとても楽しいです。

思わず自分の初デートの思い出と重ねてしまう父親。

上手く行かないことを願って行なっている父親の行動にやきもきする娘。

このあたりは本当に楽しかったですね。

今まで会話がなかった分、知らなかったことも多く、そして父と娘ということのギャップがあるのです。

あらためて相手に向き合い、助け合わなくてはならないという危機的状況にもそのギャップがなんとも楽しい方へと作用していると思います。そして入れ替わったからこそ改めて理解できることもあったと思います。

この後の二人はきっと仲良くやってるだろうと、温かな気持ちで本を閉じることができました。

寄藤 文平
死にカタログ

JTの中吊り広告大人たばこ養成講座でおなじみのイラストレーター・寄藤文平が「死ってなんだろう」という疑問を絵で考えていく本。

哲学書から白書まで、死に関する膨大な資料を引用しながら、様々な「死」が独特の柔らかなタッチで描かれています。

国や文化による死の受け止め方の違いを描いた「死のカタチ」、人はどこで死ぬものなのか「死の場所」、古今東西の人物が死ぬまでのストーリーを書いた「死のものがたり」など。

細かな絵柄でポップに描かれたイラスト達が死を語るアンバランスさが、”死を考える”という重くとりがちなテーマを軽くしてくれる役割をしてくれます。

一人称でも二人称でもなく、死の実際を床に広げて、「こうなってるみたいだ。自分はどうなるのかな。」

と結論を出さずに俯瞰する、きっかけ作りの中身になってます。真剣に対峙する、というより、ちょっとサンダル履いて覗いてくる、という気軽さがいい 絶対いつかくる自分の死がどんなカタチになるのか、死と向き合うための入門書になるんではないでしょうか。

普通にイラストだけ見ても楽しいです。質量は軽いが中身は重い、大人の絵本です。

和田 尚子
Flower 10 (10) y←詳細はこちらをクリック(購入も可)こちらは最終巻
和田 尚子
Flower (1) ←詳細はこちらをクリック(購入も可)

葵は、雑誌の読者モデルもやってる元気いっぱいの14歳の女の子。大好きな竜太たちと同じ南高に入ることを夢みていたが、突然の怪我で車椅子生活になってしまい・・。これを読んでいるとドラマ「ビューティフルライフ」を思い出します。障害と恋ってなんかすごく重い問題のような気が私はしてしまうんですが、きっと考え方次第なんですよね。この作品で言えば前前からの友人ってことで出会って恋して~みたいなのはないけど。出会いから始まるのはどうしてもハンデありな気がしてしまう・・・。

かなしくて、せつなくて、でも最後には、
にっこり笑えるようなお話です☆